日本に一番近いヨーロッパ――ウラジオストク 激動の時代を生きた日本居留民の歴史

  • 藤本 和貴夫(大阪大学名誉教授、大阪経済法科大学アジア研究所所長)
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明治維新で開国して以来、日本人にとって一番近いヨーロッパの街はロシアのウラジオストクでした。1860年の北京条約でロシア領となり、長崎を中心とする九州から新天地での活躍を期待する人々が移住しました。さらに1891年のシベリア鉄道の起工とともに技術者・労働者として渡り、住み着いた人々もいます。第一次大戦の頃には、現存する日本総領事館を中心に5千人をこえる日本人居留民社会が形成され、1920年代のソ連でも規模を縮小しながら存続しました。しかし人々は、日露戦争での総引揚、ロシア革命とシベリア出兵による引揚など日本とロシアを襲った激動の時代に翻弄され続けた歴史をもちます。ロシア人、中国人、朝鮮人、日本人などが混住する国際都市における日本居留民の歴史を考えます。

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日程
2020/3/26
曜日・時間
木曜 13:00~14:30
回数
1回
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会員 3,080円 一般 3,410円
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講師詳細

藤本 和貴夫(フジモト ワキオ)
1938年生。東京大学大学院社会学研究科修士課程修了。文学博士(大阪大学)。大阪経済法科大学前学長。専門はロシア史、日ロ関係史。著書に『ソヴェト国家形成期の研究 1917-1921』。編著『ロシア学を学ぶ人のために』。訳書にゾーヤ・モルグン著『ウラジオストク-日本人居留民の歴史 1860~1937年』など。