コロナと温暖化:サイズの生物学から考える (オンライン講座)

  • 本川達雄さん
  • 本川 達雄(東京工業大学名誉教授)
講師詳細

サイズの生物学をもとに、現代社会を批判的に考えてみます。サイズの生物学とは体の大きさが変わると、動物の体の作りや生活がどう変わるのかを調べる学問分野です。サイズのさまざまな影響を見ていきます。そして、今のわれわれの生活は、このままで良いのかどうかを考えてみましょう。

第1回 サイズと時間~ゾウの時間、ネズミの時間、ヒトの時間
ゾウが心臓1拍打つ時間は、ネズミ30倍長く、体重当たりのエネルギー消費量は、ゾウよりネズミは30倍多く使います。エネルギーを使う動物ほど時間が早く進む---これが動物の時間です。エネルギーを使うとは働いて仕事をしていること。動物はエネルギーを使って仕事をすることにより、生きる時間を作り出していると私は考えています。じつはこのような時間の見方を、アリストテレスや道元も持っていました。この見方もとに、われわれ現代人の時間、それが端的に表れたコロナの時間について考えてみましょう。→1回受講はこちら https://bit.ly/3xsK6mH

第2回 サイズとエネルギー
哺乳類でサイズの異なるものを比べると、個体の使うエネルギー消費量は、体重の¾乗に比例して増えます。¾乗だから、エネルギー消費量は体重には正比例せず、体重が10倍になると消費量が約2倍になるという関係です。ちなみに体を作っている細胞の数は、体重にほぼ比例します。ですから細胞1個当たりのエネルギー消費量を比べると、体重の¼乗に反比例して減っていくことになります。この結果をゾウとハツカネズミの細胞に当てはめると、ゾウの細胞はハツカネズミのものの5.6%しかエネルギーを使わないのです。エネルギーを使わないとは働いていないこと。ゾウのように大きな組織の構成員(細胞)はサボっているわけです。思い当たるふしがありますね。→1回受講はこちら https://bit.ly/3sWhGxS

第3回 サイズと体と社会の作り
自然状態で哺乳類が住む生息密度は体重に反比例するという関係式が知られています。その式に体重60kgを入れて計算すると、ヒトサイズの動物の生息密度は1平方キロに1.4匹(縄文中期の人口密度が、まさにこれくらい)。今の東京の密度は6318人だから、縄文時代の4500倍も密に住んでいるわけで、コロナが蔓延するのも、いたしかたのないところでしょう。この例をはじめ、サイズが動物の体や社会に及ぼすさまざまな影響を見て、それと現代人の暮らしぶりを比べていきます。→1回受講はこちら https://bit.ly/3noWWO6

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日程
2021/6/5, 7/3, 8/7
曜日・時間
土曜 13:00~14:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,999円 一般 9,999円

講師詳細

本川 達雄(モトカワ タツオ)
1948年生。東京大学理学部生物学科卒。琉球大学助教授などを経て、2014年まで東京工業大学教授。生物学者。棘皮動物の研究者。著書に『ウニはすごいバッタもすごい』(中公新書)、『ナマコガイドブック』(cccメディアハウス)、『ウニ学』(東海大学出版会)、『ゾウの時間ネズミの時間』(中公新書、88万部を超えるベストセラー/ロングセラー)などがある。歌で生物学を教えるシンガーソングライターバイオロジストとしても知られCD3枚付き参考書『歌う生物学必修編』(cccメディアハウス)も出している。