ヤマト王権の系譜――最近の畿内優越論に想う 纒向学講座番外編 

  • 寺澤 薫(桜井市纒向学研究センター所長)
講師詳細

ヤマト王権の権力系譜について、戦後の歴史学界ではその定義とともに幾多の論争を生んできました。戦後優勢であった畿内中心の優越史観と発展史観は、考古学研究の進展と新たなデータの積み上げによってしだいに水面下へと潜行した感があり、替わって多様な地域権力が正当に評価されることによって、その相関をいかに評価し位置づけるかといった議論へと進められてきました。ところが最近、相変わらず水面下で澱留していた畿内優越論がふたたび露骨な浮上の兆しを見せ始めました。はたしてその背景には何があるのでしょうか。一体どのような根拠に基づいて浮上してきたのでしょうか。講座では二講を費やして、これまでの研究の流れを整理し、考古学のデータを再確認していくなかで、最近の畿内優越論の傾向と問題点に迫ります。

お申し込み

注意事項

教材としてプリントをお配りする場合、実費(1枚20円)をいただきます。

日程
2020/12/5
曜日・時間
土曜 13:00~16:15
回数
1回
受講料(税込)
会員 5,940円 一般 6,600円
設備費(税込)
110円
持ち物など
こちらは90分×2コマの講座です。途中15分間の休憩があります。

※設備費は、教室維持費です。
その他
窓口でお手続きされる方は別刷りちらしをご確認ください。

講師詳細

寺澤 薫(テラサワ カオル)
1950年東京都生まれ。同志社大学文学部卒業。シルクロード学研究センター、国際日本文化研究センター(客員)、奈良県教育委員会、奈良県立橿原考古学研究所調査研究部長などをへて現職。主な著書に『王権誕生』(講談社)、『青銅器のマツリと政治社会』『王権と都市の形成史論』『弥生時代の年代と交流』(吉川弘文館)ほか。