神になった武士 -大坂・熊本、そして長崎で- 旅する長崎学
  • 教室開催

  • 疫病の神様になった加藤清正の手形         (加藤神社所蔵、高野信明『神になった武士』より)
  • 高野信治・九州大名誉教授
  • 長崎奉行・松平図書頭を祀った「康平社」
  • 高野 信治(九州大学名誉教授)
講師詳細

現代では北朝鮮の最高権力者の「神格化」を耳にすることがある。人をこえる存在として、顕彰・礼賛の対象、国民の精神的な支柱とされるのだろうが、人の神格化はむしろ日本のお家芸かも知れない。近代の天皇は「現人神」、神聖で不可侵な存在とされた。もっとも人神の歴史をみた場合、平将門や菅原道真のように、怨霊が厄災をなし、これを鎮めるために祀るのが本来の姿だった。その性格を変えたのが、豊臣秀吉や徳川家康などの武士、権力者の神格化だった。その後、江戸時代そして明治以降、武士たちの祭祀は続いた。日本における人神代表は武士といえよう。ところが武士祭神を調査すると、地域限定がほとんどで、複数地域での祭祀は少数派だ。また複数地域での祭祀の意味は何か。天下人の秀吉・家康、二人に関係した加藤清正、さらに長崎奉行・松平康英(康平)の場合を考えよう。(講師談)

<長崎県協力 「旅する長崎学」講座>
 長崎県は、かつて日本が異国の人々と出会った「世界への扉」。海外の文化や知識を求めて、全国から多くの人々がこの地を目指し、交流しました。「旅する長崎学」では全国や世界に誇ることができる長崎県の素晴らしい歴史・文化の魅力を紹介します。




この講座は終了しました
日程
2022/12/17
曜日・時間
土曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 2,750円 一般 2,750円
設備費(税込)
110円
持ち物など
◆当日は、マスクの着用をお願いいたします。
◆筆記用具をお持ちください。
◆設備費は、教室維持費です。
その他
窓口でお申込みの方は別紙をご覧ください。(コンビニ振込をご利用の方へは、振込用紙郵送の際に同封します。)
◆定員になり次第受付は締め切ります。◆キャンセルは開講日の4日前まで承ります(手数料550円)。締め切り以降のキャンセルはできません。予めご了承ください。

講師詳細

高野 信治(タカノ ノブハル)
1957年佐賀県生まれ。1985年九州大学大学院文学研究科博士後期課程(史学専攻)単位取得退学 九州大学大学院比較社会文化研究院教授を経て現在、同大学名誉教授、特任研究者。著書に『近世大名家臣団と領主制』(吉川弘文館、1997)『近世領主支配と地域社会』(校倉書房、2009)『武士の奉公 本音と建前』(吉川弘文館、2015)『武士神格化の研究』(吉川弘文館、2018)など。