地図で読み解く江戸時代 世界観、人々の心性を探る

  • 長久保赤水「改正日本輿地路程全図」(1779年初版・高萩市歴史資料館)蝦夷は一部のみ、琉球は描かれていない
  • 伊勢神宮参りが大流行し、地図の需要が高まった(国立国会図書館)
  • 上杉和央講師
  • 上杉 和央(京都府立大学准教授)
講師詳細

地理的な空間をどう認識するかは時代によって大きく異なります。江戸時代は日本の「かたち」が地図上で整えられた時代でした。「くに」ごとの境界線をうろこ状に書き連ねた中世の影響が残る観念的な表現は、旅の流行や出版文化の発達で地図が普及していく中で、「くに」の集合体「日本」のイメージへ変化していきます。19世紀半ばには、伊能忠敬が17年間かけて全国を測量した精密な日本図が完成します。江戸時代の日本地図の変遷を辿り、日本の「かたち」をつくった時代精神を探ります。

① 4月18日  江戸時代の世界図――複数の世界観のある時代
② 5月16日  江戸時代の日本図――行基図から石川流宣へ
③ 5月30日  大坂で出版された「赤水図」、伊能忠敬

この講座は終了しました
日程
2019/4/18, 5/16, 5/30
曜日・時間
木曜 10:30~12:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,072円 一般 10,044円
持ち物など
◆教材として資料をお配りする場合、随時実費をいただきます。
その他
◆受付窓口でお手続きされる方は、ちらし1をご確認ください。
◆録音、録画、撮影は固くお断りします。

講師詳細

上杉 和央(ウエスギ カズヒロ)
1975年生。京都大学卒業。同大学院文学研究科修了。博士(文学)。京都大学総合博物館助手、助教を経て現職。専門は歴史地理学。著書に『江戸知識人と地図』(京都大学学術出版会)、『地図から読む江戸時代』(ちくま新書)、共著に『日本地図史』(吉川弘文館)、編著に『近世刊行大坂図集成』(創元社)など。最新刊は『地図で楽しむ京都の近代』(風媒社)。