揺れる台湾 米中新冷戦のはざまで

  • 加藤 千洋(ジャーナリスト・平安女学院大学客員教授)
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本稿の執筆時点でアメリカ大統領選挙の結果は出ていませんが、共和、民主両党のどちらが勝利しても、対中強硬姿勢に大きな変化は現れそうにありません。そうした中で台湾の戦略的価値がクローズアップされています。アメリカは過去最大の武器輸出実施、政府高官の訪台など台湾傾斜を強める姿勢をのぞかせ、台湾問題解決を「核心的利益」と位置づける中国の習近平政権をいら立たせています。香港問題を追い風に圧倒的な支持を得て2期目をスタートさせた蔡英文政権はコロナ対策の成功でも自信を深めます。安全保障面ではアメリカに、経済面では中国に依存してきた台湾ですが、「台湾アイデンティティ」が高まる世論を背景に蔡政権は大陸中国との距離感の修正に動こうとしており、それに日本がどう対応するかも注目されます。米中新冷戦の中で揺れる台湾に焦点を当て、解説します。

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日程
2020/11/26
曜日・時間
木曜 15:30~17:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 2,970円 一般 3,520円
設備費(税込)
110円
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※設備費は、教室維持費です。
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講師詳細

加藤 千洋(カトウ チヒロ)
1947年生。東京外国語大学卒業。72年 朝日新聞社入社。北京特派員、論説委員、アジア総局長(バンコク)、中国総局長(北京)、外報部長、編集委員を歴任。2010年~2018年3月、同志社大学大学院教授。1999年、一連の中国報道でボーン上田記念国際記者賞受賞。2004年~2008年10月までテレビ朝日系「報道ステーション」でコメンテーターを務める。現在、平安女学院大学客員教授、同志社大学南シナ海研究センター嘱託研究員。著書に『中国の「一人っ子政策」 現状と将来』(1991年 岩波書店)『北京&東京 報道をコラムで』(2004年 朝日新聞社)、『加藤千洋の中国食紀行 うまいを知れば「素顔の中国」が見えてくる』(2005年 小学館)、『胡同の記憶-北京夢華録』(2003年 平凡社)、最新の翻訳書として『私は中国の指導者の通訳だった 中日外交最後の証言』(2015年 岩波書店)がある。