お迎えの信仰から

  • 梯 信暁(大阪大谷大学教授)
講師詳細

最近『お迎えの信仰-往生伝を読む』という本を書きました。法藏館から発売中です。「お迎え」は、平安時代に定着した阿弥陀仏信仰の一大特徴です。今般私は、その信仰を社会の広範に流布させる役割を演じた「往生伝」と呼ばれる一群の文学作品を紹介しました。そこには、極楽への往生を願い、臨終に仏・菩薩の「お迎え」を感得することを目指した人々の痛切な思いが綴られています。その根底に流れるのは、現代人が忘れ去った、あるいは忘れたふりをしている、死に対する恐怖や不安の感情でした。それを直視し、民衆の心を救った思想家が親鸞です。「お迎え」の信仰を否定し、それに代わる新たな宗教を提唱したのです。今回の講座ではその経緯について述べたいと思います。

お申し込み
日程
2020/10/29
曜日・時間
木曜 10:30~12:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 2,970円 一般 3,300円
設備費(税込)
110円
持ち物など
※設備費は、教室維持費です。
その他
窓口でお手続きされる方は、ちらしをご確認ください。

講師詳細

梯 信暁(カケハシ ノブアキ)
専門は仏教学・日本仏教史。インド・中国・朝鮮・日本の浄土教教理、平安時代の阿弥陀仏信仰などに興味を持つ。浄土真宗寺院の住職も務める。