【教室受講】東アジアのなかの渤海史
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  • 田中 俊明(滋賀県立大学名誉教授)
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 渤海は698 年に靺鞨族の大祚栄が建国し、926 年に契丹によって滅ぼされます。都はなん
どか移動がありますが、中心は上京龍泉府(黒龍江省寧安)です。高句麗の旧領の北半か
らさらに北に広がり、唐から「海東の盛国」とよばれます。新羅とは没交渉でしたが、日
本とは頻繁に使者のやりとりをしています。この渤海国の歴史を東アジアの動向のなかで
考えていきたいと思います。今期は、建国と、唐・日本・新羅との関係のはじまりについてみていきます。(2021年10月期より開講)
※9/16渤海と東アジア、関連1日講座がございます。

【カリキュラム】
10月7日①渤海建国前史
10月21日②渤海の建国
11月18日③唐との対立と日本との通交開始
12月2日④渤海初期の新羅との関係
12月16日⑤大欽茂の時代

①渤海建国前史
 高句麗が668 年に滅び、唐と新羅の本格的な対立が始まります。北と南に高句麗を継承
すると称する国も成立し、抗争も起こります。渤海建国以前の特に高句麗故地およびその
周辺の状況をみておきたいと思います。
②渤海の建国
 唐の営州に移されていた粟末靺鞨のひとたちが唐の内紛に乗じてもとの本拠地に逃げて
震国を建てます。大祚栄が中心で、その地は現在の吉林省敦化を考えられますが、異論も
あります。建国の状況を考えます。
③唐との対立と日本との通交開始
 唐が渤海の北の黒水靺鞨と結んだことにより、唐と対立することになり、攻撃もします。
およそそのころに日本への通交も始まります(727 年)。渤海初期の状況を追究します。
④渤海初期の新羅との関係
 渤海と新羅とはあまりよい関係ではありませんが、没交渉というわけでもありませんで
した。交通路も開かれ、たまには使者も派遣されました。そうした新羅との関係の始まり
の時期についてとりあげます。
⑤大欽茂の時代
 三代目の王が大欽茂です。57 年にもおよぶ長い治世で、都を上京に遷します。渤海国
という国号も定着します。この大欽茂の時代をとりあげ、いくつかの角度から考えること
にします。

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この講座は、初回からの受講料を全額いただきます。

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注意事項

こちらは教室受講用の受付になります。オンライン受講はこちらからお申込みください
https://www.asahiculture.jp/course/nakanoshima/2c553151-97bb-d360-781c-61020998a587
教室受講でお申込みの皆様にはアーカイブ動画の配信はありません。予めご了承ください。

日程
2021/10/7, 10/21, 11/18, 12/2, 12/16
曜日・時間
第1週・第3週 木曜 13:00~14:30
回数
5回
受講料(税込)
会員 15,400円 
設備費(税込)
550円
持ち物など
※教材としてプリントをお配りする場合、実費をいただきます。
※設備費は、教室維持費です。
その他
窓口でお手続きされる方は、歴史22のちらしをご覧ください。
2021年10月期より開講、全16 回の予定です。

講師詳細

田中 俊明(タナカ トシアキ)
1952年生。京都大学文学部卒業、同大学大学院文学研究科博士課程認定修了。堺女子短期大学講師・助教授を経て、滋賀県立大学助教授・教授。2019年3月退職。『大加耶連盟の興亡と「任那」』吉川弘文館、『古代の日本と加耶』山川出版社、『韓国の古代遺跡1・2』『高句麗の歴史と遺跡』(ともに東潮との共著)中央公論社。