広くて深いオペラの魅力 後を引く音楽と悲恋の感動作

  • 丸山 幸子(エットレ・バスティアニーニ研究会代表、オペラ研究家)
講師詳細

今期は1900年前後の音楽とドラマの密着作品から。
この時期のオペラはまだ美しい旋律で、愛に苦しむ感情の痛みを描写し、ダイレクトに聴く者の心に響いてきます。1月は文芸作家の名作『ウェルテル』を。2月は進退窮まった時に見せる迫力ある『トスカ』を。3月は美しいヴェリズモの『アドリアーナ・ルクヴルール』を。恋愛で命を落とす劇的3名作を楽しみます。

①1月27日
マスネは人気作家を原作とする作品が多く、『ウェルテル』もゲーテ原作と比肩できる文芸オペラです。秘めた熱情が歌を伴う音楽の力によって炎のように燃え、悲恋の苦しさが文字とは違う切なさで迫ってきます。

②2月24日
プッチーニの『トスカ』は演劇性と舞台効果を意識して作られています。愛と歌と信仰に生きる一途な女性トスカとその恋人を、プッチーニ特有の甘く美しい旋律と迫力ある音楽で描き、ラストの強烈な悲劇には惹き込まれます。

➂3月24日
チレーアの『アドリアーナ・ルクヴルール』は喜怒哀楽の心の襞までを繊細に、そして持ち味の甘く抒情的な旋律で表現します。時に悲しみが高まり激しくうねる音楽に、心揺さぶられ、深い感慨を得ます。演劇よりも映画の場面のような視覚性があります。


カリキュラム
1月 マスネ『ウェルテル』
2月 プッチーニ『トスカ』
3月 チレーア『アドリアーナ・ルクヴルール』

お申し込み
日程
2021/1/27, 2/24, 3/24
曜日・時間
第4週 水曜 13:30~15:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 8,910円 一般 9,900円
設備費(税込)
330円
持ち物など
各回当日、資料代約100円程度を教室で頂戴いたします。
※設備費は、教室維持費です 
その他
受付窓口でお手続きの方は、ちらし11をご確認ください。

講師詳細

丸山 幸子(マルヤマ サチコ)
オペラ講演は主にエットレ・バスティアニーニ研究会で15年積み重ね、現在も継続。京都ヴェルディ協会では2018年まで10数年に亘った。他の音楽団体でも詳細レジュメ付オペラ講演を行い、掲載文多数。オペラの音楽や場面だけでなく、歴史、文学と関連する多様な作品の背景を易しく解説し、また詳しいレジュメで好評を得ている。