『更級日記』を読む 物語に魅せられた女性の半生

  • 伊井 春樹(大阪大学名誉教授)
講師詳細

作者菅原孝標女(たかすえのむすめ)は、父の上総(かずさのくに) (今の千葉県)への赴任にともない、少女時代を地方で過ごしました。断片的に聞く『源氏物語』などの物語は、夢を見るようなあこがれの世界でした。十三歳の寛仁四(1020)年暮れに帰京、すぐさま母にせがむなどし、『源氏物語』「五十余巻」を手に入れ、姉と競うように読み耽りました。しかし現実は、姉の死、自らの宮中勤め、橘俊通との結婚、そして死別、思いがけない人生を歩むことになります。『夜の寝覚め』『浜松中納言物語』の作者かとも言われています。講座では『更級日記』を、時代背景とともに楽しく読んでいきます。(この講座は2020年3月まで全6回の予定です)
①10月16日 物語へのあこがれ、上総の国から帰京の旅へ
②11月20日 竹芝寺伝説
③12月18日 富士の古老の話

お申し込み
日程
2019/10/16, 11/20, 12/18
曜日・時間
第3週 水曜 13:00~14:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,240円 一般 10,890円
その他
窓口でお手続きされる方は、12番のちらしをご覧ください。
テキストはプリントを配布します。1回3枚~4枚程度

講師詳細

伊井 春樹(イイ ハルキ)
1941年生。広島大学大学院博士課程修了、文学博士。大阪大学大学院教授、人間文化研究機構理事、国文学研究資料館館長、逸翁美術館理事、逸翁美術館館長を経て現職。著書に『一千年目の源氏物語』『世界が読み解く日本』『ゴードン・スミスの見た明治の日本』『源氏物語を読み解く100問』ほか多数。