世界は映画のように出来ている―『シネマ』を読む/観る
- 教室開催
- 勝 道興(文学博士)
フランス現代哲学の巨星、ジル・ドゥルーズによる映画論『シネマ1』Cinéma1(Paris, 1983)を読み解きながら、そこで参照されるショット、シーン、シークエンスをアーカイヴ的に探ります。映画がそれ自体でひとつの「世界」であるというよりも、むしろわたしたちが住みつき、振るまう世界がひとつの「映画」なのではないでしょうか。名画の構造を分類・解釈することは、あなたがその片隅で生きている宇宙の見方を練習したり、あなたの生活モードを検証、更新したりするきっかけになるかもしれません。
【カリキュラム】
①2月 2日
【欲動イメージ】 倒錯的な起源的世界が出現する、ブニュエルの『黄金時代』『皆殺しの天使』などを取り上げます。
②3月 2日
【行動イメージ】チャップリンとキートンによるスラップスティック作品のなかで、アクションの力
とその愉楽について考えます。
③3月23日
【フィギュール】黒澤明『七人の侍』、溝口健二『雨月物語』などの作品分析から、動くイメージの
東西比較を試みます。
- 日程
- 2023/2/2, 3/2, 3/23
- 曜日・時間
- 第4週 木曜 19:00~20:30
- 回数
- 3回
- 受講料(税込)
- 会員 9,240円 一般 10,230円
- 設備費(税込)
- 330円
- 持ち物など
- ※設備費は、教室維持費です。
- その他
- 窓口でお手続きされる方は、人間4のチラシをご確認ください。
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講師詳細
- 勝 道興(カツ ミチオキ)
- 1961年生。関西大学大学院博士課程修了(文学博士)。関西大学大学院非常勤講師(専門は哲学、比較思想)。技術翻訳者(英独仏、工学・法律・芸術分野)。