【教室受講】古代の日朝関係史
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  • 田中 俊明(滋賀県立大学名誉教授)
講師詳細

高句麗・百済・新羅・加耶・渤海など朝鮮半島の古代国家をそれぞれを個別にとりあげる講座で、日本との関係にもふれることがありますが、ここでは日本と朝鮮半島の諸国・諸勢力との関係を中心にすえた、あらたな古代日朝関係史像を描いていきたいと思います。かつて山尾幸久『古代の日朝関係』(塙書房、1989)という好著がありましたが、だいぶ時間もたち、改めるべき点もふえてきています。そのことを意識しながら、古代の日朝関係史の基礎的で入門講座的な内容にしていきたいと思います。 

4月20日 古代日朝関係(25)初期の遣唐使と新羅・百済
618年に唐が成立すると、日本からも遣唐使が派遣されるようになったが、当初は朝鮮半島の沿岸を経由して山東半島に向かった。北路という。その際に新羅の助力もあり、唐においては、百済との密接な関係から足止めされることもあった。

5月18日 古代日朝関係史(26)豊璋・善光の渡日
唐が北の強敵突厥をおさえると、東アジア諸国に動揺がみられ、唐と対抗すべく権力を集中させようというクーデタが起こる。高句麗では淵蓋蘇文が権力を握り、百済でも王妃族の対立があった。豊璋・善光はそれに敗れ、日本に放逐されたのであった。

6月15日 古代日朝関係史(27)大化政変と「三韓」
日本における権力集中のうごきは、いわゆる大化の政変である。それは、親新羅派と親百済派との対立が背景にあったとみられることがあり、「三韓」が関わるという表現もされる。その実情を考える。

■大阪・中之島教室受講です、お申込みの皆様にはアーカイブ動画の配信はありません。

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注意事項

・大阪・中之島教室でのご受講を承ります。
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日程
2023/4/20, 5/18, 6/15
曜日・時間
第3週 木曜 10:30~12:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,240円 一般 10,230円
設備費(税込)
330円
持ち物など
※教材としてプリントをお配りする場合はコピー代の実費をいただきます。
その他
窓口でお手続きされる方は、歴史 47 のちらしをご覧ください。
毎回テーマごとにお話いただきます。

講師詳細

田中 俊明(タナカ トシアキ)
1952年生。京都大学文学部卒業、同大学大学院文学研究科博士課程認定修了。堺女子短期大学講師・助教授を経て、滋賀県立大学助教授・教授。2019年3月退職。『大加耶連盟の興亡と「任那」』吉川弘文館、『古代の日本と加耶』山川出版社、『韓国の古代遺跡1・2』『高句麗の歴史と遺跡』(ともに東潮との共著)中央公論社。