名作をもう一度~ハードボイルドの古典を読む
  • 教室開催

  • 長澤唯史先生
  • 提供:新潮社
  • 長澤 唯史(椙山女学園大教授)
講師詳細

推理小説(ミステリー)の歴史は、じつは近代以降の小説の歩みと深くかかわっています。その中でもハードボイルド小説は、20世紀現代小説の重要な一ジャンルでもあり、都市を中心とした新しい社会のあり方を反映した文化でもあり、そしてメディアミックスの代表的な表現でもあります。
 この講座ではまず、1)ダシール・ハメットの『マルタの鷹』(1930)からハードボイルドの誕生と発展の歴史を紐解き、2)レイモンド・チャンドラーの『長いお別れ(ロング・グッドバイ)』(1953)の原文と翻訳を読み比べることで、ハードボイルドのスタイルと主題を明らかにし、3)ジェームズ・M・ケインの『郵便配達は二度ベルを鳴らす』(1934)を題材に、フィルム・ノワールという映画のジャンルとのかかわりについて考察します。そして最後に、現代におけるハードボイルドの可能性についても触れられたらと思っています。
(講師記)

この講座は終了しました
日程
2022/1/8, 2/12, 3/12
曜日・時間
第2 土曜 13:30~15:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 10,560円 一般 11,220円
教材費(税込)
資料代 660円
設備費(税込)
495円

講師詳細

長澤 唯史(ナガサワ タダシ)
1963年静岡県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科英米文学専攻修士課程修了。豊田工業高等専門学校助教授、椙山女学園大学文化情報学部助教授などを経て、2008年より椙山女学園大学国際コミュニケーション学部教授。共著『日米映像文学は戦争をどう見たか』(金星堂)。論文"The Reception of American Science Fiction in Japan" (Oxford research encyclopedia of Literature,)、「ポストモダンはSFを夢みる ―SFをめぐる批評理論の概観」(『文学』第8巻第4号)。その他、『文藝別冊』(河出書房新社)にてロック、ポップミュージックに関する論考を発表している。