ヨーロッパ中世美術へのまなざしⅠ
  • 教室開催

  • 木俣元一講師
  • 「聖アンナへのお告げ」(ストラスブール大聖堂、ステンドグラス、14世紀)
  • 木俣 元一(名古屋大学大学院教授)
講師詳細

この講座では、ヨーロッパの中世美術をどのように見たらよいのかについて、ご案内したいと思います。この時代の美術には、私たちが見慣れている美術とは異なる工夫や決まりごとがあります。当時のアーティストはいろいろな仕掛けを使っていますが、じつは彼らの仕掛けはそれなりに合理的な成り立ちを持っているのです。それがわかってくると、当時の人々が美術作品にどのような「まなざし」を向け、そこにどのような世界を見ていたのかに近づいていくことができるようになってきます。
第1回では、中世美術の主だった表現上の特徴と、それがアーティストによって選ばれた理由を説明します。すると、一見不思議で奇異に感じる表現にも合理的な意図があったことがわかります。第2回では、キリスト教の美術の主要な登場人物である神とキリストがどのように描かれたのかを概観し、その背景にある考え方を見ていきます。第3回では、中世美術が目に見えない対象や世界をどのように扱って描写したのかについて、掘り下げていきたいと思います。


第1回 1月12日(水) 「中世美術の特徴とその理由」
第2回 2月15日(火) 「神とキリストの描写とその背景」
第3回 3月15日(火) 「中世美術と見えないもの」

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注意事項

日程にご注意ください。
●1/12(水)、2/15(火)、3/15(火)、各15時30分~17時

日程
2022/1/12, 2/15, 3/15
曜日・時間
水曜 15:30~17:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 
教材費(税込)
教材代 330円
設備費(税込)
495円

講師詳細

木俣 元一(キマタ モトカズ)
1957年生。名古屋大学文学部卒業(1980)、同大学大学院文学研究科博士前期課程哲学専攻美学美術史専門修了(1982)、フランス政府給費留学生としてパリ第一大学博士課程中世考古学専攻に留学(1983-87)、同専攻にて博士号取得(1987)、名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程哲学専攻美学美術史専門中途退学(1987)、名古屋大学文学部助手(1987)、同助教授(1991)、同教授(2003)。辻壮一・三浦アンナ記念学術奨励金(立教大学)受賞(2003)。↓↓西洋中世・キリスト教美術史に関する研究を行っている。主要なテーマは,ゴシック聖堂扉口彫刻の発展プロセスの復元、ステンドグラスにおける視覚的物語叙述とレトリック、キリスト教美術の機能論的問題、キリスト教美術における記号論的問題。現在の関心は、ゴシック期における視覚文化を、「美術」の枠組みを問い直しつつ、幅広い視野で論じること。↓↓著書:『西洋美術館』(共編著)小学館(1999)、『大聖堂物語 ゴシックの建築と美術』(共著)河出書房新社(2000)、『シャルトル大聖堂のステンドグラス』中央公論美術出版(2003)