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IFの日本史

  • 本郷講師
  • 本郷 和人(東京大学史料編纂(へんさん)所教授)
講師詳細

「歴史にもしもはない」といいます。そうでしょうか?德川家康は75才まで生きましたが、当時は「人生50年」の時代です。彼が50才で亡くなっていたら豊臣秀吉は56才で健在で、しかも後の秀頼がこのころに生まれています。秀頼の安泰を願って甥の秀次一家を滅ぼした秀吉ですから、大大名・德川家の存続を許したろうか。江戸幕府は誕生しただろうか。そうしたことを考えることは、歴史の構造をよく考えることに繋がるのです。(講師・記)

【カリキュラム】
第一回 源頼朝の「もしも」 
源平の戦いの時、頼朝は奇跡的に生き延びた。もし頼朝が討ち取られていたら、どうなっていたかを考えます。平家政権が続いたか、後白河上皇と貴族の朝廷が息を吹き返したか。武士政権は誕生したか。かりに生まれたとしても、それはどこで産声を上げたのでしょう?

第二回 足利尊氏の「もしも」
尊氏は個人的には後醍醐天皇を敬愛していたといいます。高氏(尊氏)が反逆しなかったら、鎌倉幕府は続いたのか。尊氏が武士の政権作りに立ち上がらなかったら、建武政権は続いていたのか。尊氏と弟・直義の確執から、応仁の乱までを見通します。

第三回 関ヶ原の「もしも」
天下分け目の関ヶ原の戦いには、たくさんの偶発的なできごとが起きていて、それはみな「もしも」につながります。島津義弘の伏見城への入城を鳥居元忠が受け入れていたら。西軍の最強部隊を率いる立花宗茂が大津城攻撃に赴いていなかったら。大坂城での籠城戦が実現していたら。興味津々ですね。

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この講座は終了しました
日程
2020/10/12, 11/9, 12/14
曜日・時間
第2週 月曜 15:30~17:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 
設備費(税込)
495円

講師詳細

本郷 和人(ホンゴウ カズト)
1960年東京の下町に生まれ、下町に育つ。83年東京大学文学部卒業。86年、東京大学大学院人文科学科修士課程修了。88年東京大学大学院人文科学科博士課程単位取得。子どもの頃から歴史物語が大好き。いつの間にかそれが仕事になっていた。同業者で美人の妻(本郷恵子さん)との間に一男(タクトくん。ただし指揮者になる予定はない)一猫(黒猫アルトくん。ただし唱わない)あり。著書に『人物を読む日本中世史』(講談社)ほか多数。