古代史発掘この一年
  • 教室開催

  • 丸山竜平講師
  • 丸山 竜平(元名古屋女子大教授)

好評の発掘成果の振り返り。
北海道南部から東北北部にかけての縄文遺跡17遺跡が世界遺産に登録されたニュースなど、2021年も興味深い内容が多数。

<取り上げる予定の内容の一部>
1、世界的なもので興味を引くもの。
12000年前(日本では縄文時代の始まりとなる頃)の世界最古の神殿が明らかとなった。世界遺産にもなっているトルコの巨石遺構の年代測定で判明した。
ユーフラテス川上流域のギョベックリテペとカラハンデぺ両遺跡である。これらはエジプトのピラミッドより7000年ほど古く、農耕や牧畜を始めたとされる時期を2000年以上さかのぼる。こうした時期になぜ文明が始まったかを明らかにしょうとする調査だけに注目される。

2、巨大古墳の解明進む
 仁徳天皇陵の周堤帯と埴輪列の発掘が進み実態が解明。
 吉備の金蔵山古墳(160mの前方後円墳)の墳丘調査が進み後円部の構造が解明。
 奈良の富雄丸山古墳の発掘で、直径109mと国内最大の円墳と確定した。墳丘は造り出しを持ち全長120mで、3段築成であった。 

3、国内の古墳で積年の課題を背負う陶棺を収めた古墳が大和と吉備(美作)で発掘調査された。
 奈良市の赤田横穴墓群から陶棺が出土。近くの横穴からは年代の異なる人物埴輪や朝顔形埴輪が転用して立て並べてある状態で発見された。同じく陶棺の出土した高尾北ヤシキ古墳(津山市)からは石室内の副葬品として煙突と考えられる筒形土製品(高さ1m、最大径45㎝)が出土し、朝鮮半島との関係が推測されている。

4、行基の供養堂か。奈良市の菅原遺跡で、8世紀半ばの円形建物が見つかった。行基の業績を記す「行基年譜」には行基建立四十九院の一つ「長岡院」について菅原寺の西の岡にあったと記す。菅原遺跡はまさに同寺の西方丘陵東端に位置する。

中途受講はできません

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日程
2021/12/23
曜日・時間
木曜 10:00~12:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 3,740円
教材費(税込)
資料代 220円
設備費(税込)
165円