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【教室受講】ホンネで語る、中世寺社論
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  • 本郷講師
  • 本郷 和人(東京大学史料編纂(へんさん)所教授)
講師詳細

みなさんは、お家の法事に来て下ったお坊様に、「今あげてくださったお経なのですが、どういうことが書かれているのですか?」とお尋ねになったことがありますか?般若心経ような短いものでも、法華経でも、お経というのは漢文ですから「読める」のです。そして「意味を取る」ことができるのです。けっして呪文ではありません。
 でも、お坊様はそうした話はなさいませんよね。「今日は法華経のこの部分を読みましたよ。こういう意味ですよ」ぼくは少なくとも、そうしたお話をうかがったことがありません。
今、墓じまい、寺じまいの話がよくされます。仏教界は、顧客である檀家を失い、困っていると思う。ならば、もっと私たち一般人にお経の話を教えてほしい。それに感動すれば、お坊様への敬意、お寺様への敬意を今一度持ち直すことができるのに…。
 本講座はそんな思いを持っている凡俗の徒である私が、中世の仏教について語る講座です。短い3回のものですが、ホンネで語りあいましょう。(講師・記)

こちらは教室受講のお申込みページです。オンライン受講はリンク先よりお申込みください→https://www.asahiculture.jp/course/nagoya/b45037cc-9d62-0d2c-50f5-62e0936604ec

第一回 顕密の世界
 平安時代初め、唐にわたった最澄、空海は、新しい仏教を日本にもたらしました。天台宗と真言宗です。以降、朝廷では、この二つの宗派が仏教界において、支配的な立場を占めていきます。それはいかなるものだったのでしょうか。平安時代からずっと、貴族社会に精神的にも物理的にも、ともかく大きな位置を占めた天台・真言の教えを見ていきましょう。

第二回 鎌倉新仏教
 鎌倉時代になると、社会の担い手として武士が台頭してきました。貴族に比べると教養の水準の低い彼らは、それでも彼らなりに真摯に救いを欲したのです。その求めに応じて、新しいムーブメントが仏教界に生まれてきます。それは優しい教えであり、易しい教えでした。こうした観点から、鎌倉新仏教を見ていきましょう。

第三回 仏教と村落
 中世寺院は、仏教を研究したり、人々に広めたり、という宗教活動ばかりをしていたわけではありません。大寺院には僧兵、有力神社には神人という暴力装置があり、彼らはあたかも武士のように、物理的な力を行使しました。ただ、それは武士の軍事力とはやはり異なるものでした。寺社と村落のむすびつき、それに寺社の軍事力が目指したものについて、考えていきましょう。

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注意事項

教室受講を承ります。オンライン受講はリンク先よりお申込みください→https://www.asahiculture.jp/course/nagoya/b45037cc-9d62-0d2c-50f5-62e0936604ec
教室受講でお申込みの皆様にはアーカイブ動画の配信はありません。予めご了承ください。

日程
2022/10/10, 11/14, 12/12
曜日・時間
第2週 月曜 15:30~17:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 10,890円 
設備費(税込)
495円

講師詳細

本郷 和人(ホンゴウ カズト)
1960年東京の下町に生まれ、下町に育つ。83年東京大学文学部卒業。86年、東京大学大学院人文科学科修士課程修了。88年東京大学大学院人文科学科博士課程単位取得。子どもの頃から歴史物語が大好き。いつの間にかそれが仕事になっていた。同業者で美人の妻(本郷恵子さん)との間に一男(タクトくん。ただし指揮者になる予定はない)一猫(黒猫アルトくん。ただし唱わない)あり。著書に『人物を読む日本中世史』(講談社)ほか多数。