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【教室受講】先史時代の「月と太陽信仰」
~考古天文学からみた卑弥呼とアマテラス像
- 教室開催
- 北條 芳隆(東海大学教授)
【教室受講コース】2月と3月の2回分でのご参加歓迎!
日本列島の先史時代の人々が、月や太陽とどう向き合ったのかを考える。特別高い満月を崇拝した証拠が、縄文時代の遺跡から確認できる。さらに弥生時代終末の北部九州では、月と太陽の運行を見すえ、中国側の暦法とも対応する太陰太陽暦が使われた可能性も指摘される。のちの伊勢神宮の農事祭や式年遷宮など、各種祭礼の起源に直結する分析結果も出ている。卑弥呼やアマテラスの原像にも新たなアプローチが可能となるなど、考古天文学がいかに、先史社会の解明に有効であるのかを皆さんと一緒に探りたい。※北條講師は、名古屋教室へ出講予定。
第1回 「高い月」の満月と先史時代遺跡(月の若水信仰と太陰暦)
第2回 平原から纒向へ(伊都国東遷邪馬台国説再評価)
第3回 太陽と月と火山、最後に天の北極(日本神話の源流)
注意事項
※北條講師は、名古屋教室へ出講予定。
※Zoom視聴コースはこちら→https://www.asahiculture.jp/course/nagoya/67bc1612-96d8-2839-5231-63426891a963
- 日程
- 2023/1/25, 2/22, 3/22
- 曜日・時間
- 第4週 水曜 13:00~14:30
- 回数
- 3回
- 受講料(税込)
- 会員 9,240円
- 教材費(税込)
- 教材代 330円
- 設備費(税込)
- 495円
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講師詳細
- 北條 芳隆(ホウジョウ ヨシタカ)
- 東海大学文学部教授。専門は日本考古学、考古天文学を含む景観史学。前方後円墳の出現過程や腕輪形石製品の成立過程など古墳時代の政治構造の研究を行ってきたが、景観史の重要性に気づかされた2009年以降は考古天文学に重点を移して現在に至る。主な著書に『古墳時代像を見なおす』(共著、青木書店)、『古墳時代の研究』(共編著、同成社)『古墳の方位と太陽』(単著、同成社)、『考古学講義』(編著、ちくま新書)など。