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名作をもう一度
ゴシック小説の名作を読む
- 教室開催
- 長澤 唯史(椙山女学園大教授)
現代のホラーや怪奇小説のルーツといえるのが、18世紀に誕生したゴシック小説です。恐怖という人間の原初的な心理に訴えかけるこのジャンルは、その誕生から現代まで絶えることなく創作者の想像力を刺激しつづけ、読者を惹きつけてきました。そして今では映画や漫画、アニメなどのさまざまなジャンルに、その影響力を拡げています。
この講座では、ゴシックの代表的な作品を読み解きながら、そのジャンルの誕生の背景、その系譜と発展の歴史、現代におけるゴシックの拡がりを辿ってみます。 (講師記)
第1回:ゴシックの誕生:ホレス・ウォルポール『オトラントの城』からメアリ・シェリー『フランケンシュタイン』へ
第2回:アメリカン・ゴシックの系譜:C・B・ブラウン『ウィーランド』、ポー「黒猫」「アッシャー家の崩壊」、ホーソーン「ヤング・グッドマン・ブラウン」「牧師の黒のヴェール」など
第3回:20世紀の後継者たち:H・P・ラヴクラフトからスティーヴン・キングまで
- 日程
- 2022/7/9, 7/30, 9/10
- 曜日・時間
- 第2週 土曜 13:30~15:00
- 回数
- 3回
- 受講料(税込)
- 会員 10,560円
- 教材費(税込)
- 資料代 660円
- 設備費(税込)
- 495円
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講師詳細
- 長澤 唯史(ナガサワ タダシ)
- 1963年静岡県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科英米文学専攻修士課程修了。豊田工業高等専門学校助教授、椙山女学園大学文化情報学部助教授などを経て、2008年より椙山女学園大学国際コミュニケーション学部教授。共著『日米映像文学は戦争をどう見たか』(金星堂)。論文"The Reception of American Science Fiction in Japan" (Oxford research encyclopedia of Literature,)、「ポストモダンはSFを夢みる ―SFをめぐる批評理論の概観」(『文学』第8巻第4号)。その他、『文藝別冊』(河出書房新社)にてロック、ポップミュージックに関する論考を発表している。