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断章からの人間像
~時代を生きた人をとおして見る古代ローマの歴史
- 教室開催
- 岡地 稔(南山大名誉教授)
危機的状況の中にあって、また逆境の中にあって、あるいは平穏な中にも将来が見通せない状況にあって、人は何を考え、どう生きたか。この講座は、古代ローマの時代・社会に生きた人びとが書き記した一文や、語ったといわれることばを紹介し、それが書かれ、また語られた時代背景をひもといていく中で、書き手・語り手の心情や心性などを見ていき考えていきます。時代を生きた人をとおして見る古代ローマの歴史です。
①「カルタゴは滅んだ・・・」―スキピオとポリュビオス①
②「・・・つぎに滅ぶのはローマだろうか」―スキピオとポリュビオス②
③「草をはむ獣でさえ、ねぐらをもつのに・・・」―グラックス兄弟の改革
④「賽は投げられた」―カエサルの逡巡
⑤「ローマ人は廃墟をつくり、それを平和と呼ぶ」―カルガクスの檄
⑥「悪い元首の下ですら、偉大な人物が生きられる」―タキトゥスの悔恨
- 日程
- 2023/4/13, 4/27, 5/11, 5/25, 6/8, 6/22
- 曜日・時間
- 2・4週 木曜 13:30~15:00
- 回数
- 6回
- 受講料(税込)
- 会員 15,840円
- 設備費(税込)
- 990円
- その他
- ※教材費は毎回実費を講師にお支払いください
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講師詳細
- 岡地 稔(オカチ ミノル)
- ●最終学歴 名古屋大学大学院文学研究科 史学地理学専攻(西洋史専門) 博士課程後期課程 単位取得満期退学(1980年)
●南山大学外国語学部ドイツ学科教授を経て、南山大学名誉教授
●専門分野 西洋中世史(フランク史、ドイツ史)
●著書『あだ名で読む中世史―ヨーロッパ王侯貴族の名づけと家門意識をさかのぼる』(八坂書房 2018年)、『西欧中世史〔上〕―継承と創造―』[共著](ミネルヴァ書房 1995年)、『権力・知・日常―ヨーロッパ史の現場へ―』[共著](名古屋大学出版会 1991年)