喫茶の碗の物語―中国陶磁への憧れ、そして…
  • 教室開催

  • 伊藤嘉章 愛知県陶磁美術館総長
  • 大井戸茶碗 有楽井戸(重要美術品)朝鮮時代(16世紀)東京国立博物館所蔵 Image:TNM Image Archives
  • 志野茶碗 銘 振袖 美濃 桃山時代(17世紀)東京国立博物館所蔵Image:TNM Image Archives
  • 伊藤 嘉章(愛知県陶磁美術館総長)
講師詳細

茶の湯の中で唯一亭主と客との間を行き来するのが喫茶の碗です。だからこそ、喫茶の碗は茶の湯の器の中でもとても大切なものとされてきました。抹茶の伝来に始まり、茶の湯が生まれ、それが深まっていく。そうした中で喫茶の碗に求められるものが変わってきます。
 天目と茶碗、喫茶の碗にはこの二つの種類がありました。抹茶の伝来とともに喫茶の主役となったのが天目、茶の湯の深まりの中で「唐物、高麗物、和物」と新たな茶碗が見出され、作り出されていったのが茶碗です。二つの視点から喫茶の碗の展開を見ていきましょう。そこから茶の湯がどのように深化していったのかが見えてきます。中国陶磁への憧れから始まって喫茶の碗に瀬戸、美濃という窯がどのように挑んでいったのかも見えてきます。喫茶の碗の歴史を概観し、名碗を鑑賞し、さらに大画面で「名碗を見て」、3Dプリンターで再現された「名碗に触れてみる」。今回はそんな喫茶の碗の物語です。(講師:記)
※特別展「華*花~四季の花と中国陶磁史」の鑑賞券付き
※愛知県陶磁美術館 リニモ「陶磁資料館南」駅下車、徒歩600m(駅出口から横断歩道を北へ渡り、「知の拠点あいち」横の歩道を進む)。アクセスはhttps://bit.ly/2UBsnbG

中途受講はできません

この講座は終了しました
日程
2021/10/19, 10/20
曜日・時間
火曜 13:00~14:30
回数
2回
受講料(税込)
会員 5,060円 一般 5,500円
設備費(税込)
165円
持ち物など
特別展「華*花~四季の花と中国陶磁史」鑑賞券付です。
その他
講義:10/19(火)13時~カルチャーセンター、鑑賞:10/20(水)10時半~愛知県陶磁美術館

講師詳細

伊藤 嘉章(イトウ ヨシアキ)
1957年、岐阜県土岐市生まれ。名古屋大学大学院考古学専攻修士課程修了。岐阜市歴史博物館から東京国立博物館陶磁室研究員、同陶磁室長などを経て九州国立博物館、東京国立博物館、京都国立博物館で学芸部長、副館長を歴任。現在、愛知県陶磁美術館総長、町田市立博物館長。専門は日本陶磁史。中近世を中心に、近代から現代陶芸まで。桃山時代の茶陶にも強い関心を持つ。主な展覧会に『世紀の祭典 万国博覧会の美術』『華やかな伊万里・雅の京焼』(2004、2005東京国立博物館)『工芸のいま 伝統と創造-九州・沖縄の作家たち-』(2009九州国立博物館)『人間国宝展』『茶の湯』(2014、2017東京国立博物館)