聖母マリア信仰とその図像表現~イタリア美術に描かれた祈り

  • 宮下孝晴先生
  • 『無原罪懐胎のアレゴリー』1540-41年 ジョルジョ・ヴァザーリ ウッフィーツィ美術館
  • 宮下 孝晴(金沢大名誉教授)
講師詳細

西欧キリスト教世界にあって、いかに多くの人々の愛と信仰が聖母マリア様に捧げられたことでしょうか。それぞれの時代を生きた人々の、さまざまな祈りの形が多様なマリア像を誕生させ、今日に至っています。福音書に描かれたマリアの生涯、神学的論争の中で揺れるマリアの存在、図像学の中で定着するマリア像の視点から、「聖母マリア信仰」を丁寧に勉強しましょう。そして、キリスト教信仰の「こころ」そのものともいえるマリア像の美しさをあらためて見直してみようと、本講座を計画しました。第1回と第2回はヨーロッパの精神風土の地盤ともいえる聖母マリアの存在を、キリスト教の形成と発展の中に位置づけることで、漠然と、あるいは断片的でしかなかったマリア像の輪郭をはっきりさせます。そして、第3回と第4回では、さまざまな(イタリア美術における)図像表現に託されたマリア信仰の意味を読み解きながら、キリスト教の神学理論や神学論争の枠を超えてなお、私たちの心を魅了してやまないマリア像の美しい輝きに触れたいと思います。(講師記)

第1回と第2回はヨーロッパの精神風土の地盤ともいえる聖母マリアの存在を、キリスト教の形成と発展の中に位置づけることで、漠然と、あるいは断片的でしかなかったマリア像の輪郭をはっきりさせます。
第3回と第4回では、さまざまな(イタリア美術における)図像表現に託されたマリア信仰の意味を読み解きながら、キリスト教の神学理論や神学論争の枠を超えてなお、私たちの心を魅了してやまないマリア像の美しい輝きに触れたいと思います。

この講座は終了しました

注意事項

〇講座開催日時:11月17日(土)・2教室、30日(日)・9教室
〇両日13時半~15時、15時30分~17:00分
〇全4回講座です。

日程
2019/11/17, 11/30
曜日・時間
日曜 13:30~17:00
回数
2回
受講料(税込)
会員 17,600円 一般 17,600円
設備費(税込)
330円

講師詳細

宮下 孝晴(ミヤシタ タカハル)
1949年生。東京都出身。フィレンツェ大学美術史科卒。1973~84年イタリア在住。金沢大学名誉教授。専攻はイタリアの中世・ルネサンス美術史。主な著書に『宮下孝晴の徹底イタリア美術案内 全5巻』(美術出版社)、『フィレンツェ美術散歩』(新潮社)、『ルネサンスの画家 ポントルモの日記』(白水社)、『フレスコ画のルネサンス―壁画に読むフィレンツェの美』(NHK出版)、『メディチ家 12の至宝をめぐる旅』(アスキー新書)など。2004年からフィレンツェのサンタ・クローチェ教会大礼拝堂に描かれたアーニョロ・ガッディのフレスコ壁画「聖十字架物語」(1380年代)の修復プロジェクトを統括。2010年からは文科省特別経費による南イタリアの洞窟教会に描かれた中世壁画群の日伊共同調査プロジェクト(4年計画)を統括。2010年、イタリア共和国より「イタリア連帯の星」勲章「カヴァリエーレ(騎士)章」受章。2011年、イタリアのフィレンツェ市より「フィレンツェの金百合章」受章。