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【教室受講】名作をもう一度
「嵐が丘」を読む
- 教室開催
- 長澤 唯史(椙山女学園大教授)
『嵐が丘』(Wuthering Heights, 1847)は、エミリー・ブロンテ(Emily Brontë、1818 -1848)が唯一残した長編小説です。サマセット・モームが『世界の十大小説』で「恐ろしい、読む人を苦しみ悩ませる、力強い、情熱に満ちた書物」と評したように、登場人物も物語も文体も、他のどんな作品とも似ていない独創的な想像力にあふれた、唯一無二の作品でしょう。ウィリアム・ワイラー(1939)、ルイス・ブニュエル(1953)、吉田喜重(1988)などの名監督たちによる映像化作品も忘れてはなりません。
ヨークシャーの田舎牧師の娘が残した驚異的な想像力とエネルギーに満ちたこの物語を、作者の生涯や失われた未発表作品「ゴンダル・サーガ」の断片などの各種資料、発表当時の書評やその後の批評の変遷などを紹介しながら、6回にわたり読み解いていきます。 (講師記)
※オンライン受講はこちらから→https://www.asahiculture.jp/course/nagoya/4cc107e8-1b21-addc-7fb8-63ec4dc265eb
- 日程
- 2023/4/29, 5/27, 6/24
- 曜日・時間
- 第4週 土曜 13:00~14:30
- 回数
- 3回
- 受講料(税込)
- 会員 10,560円
- 教材費(税込)
- 資料代 660円
- 設備費(税込)
- 495円
- 持ち物など
- 本講座はZoomウェビナーを使用した教室でもオンラインでも受講できるハイブリッド講座です。(講師は教室)
教室受講でお申込みの皆様にはアーカイブ動画の配信はありません。予めご了承ください。
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講師詳細
- 長澤 唯史(ナガサワ タダシ)
- 1963年静岡県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科英米文学専攻修士課程修了。豊田工業高等専門学校助教授、椙山女学園大学文化情報学部助教授などを経て、2008年より椙山女学園大学国際コミュニケーション学部教授。共著『日米映像文学は戦争をどう見たか』(金星堂)。論文"The Reception of American Science Fiction in Japan" (Oxford research encyclopedia of Literature,)、「ポストモダンはSFを夢みる ―SFをめぐる批評理論の概観」(『文学』第8巻第4号)。その他、『文藝別冊』(河出書房新社)にてロック、ポップミュージックに関する論考を発表している。