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日本霊異記には、「悪因の報いとして悪報が起こる」という悪報説話が多くあり、その中でも有名な説話が「吉志火麻呂(きしのひまろ)」の説話です。奈良時代、聖武天皇が治めた時代は下層の人々にとって苦しい時代でした。吉志火麻呂は妻をのこし母と筑紫に赴任した防人でした。彼は妻恋しさに母を殺害して帰郷しようとし狂気の行動にでます。母の尊さを語る感動の説話です。奈良から平安初期、人びとは苦しみ、仏教に助けを求めました。この説話の描写は生々しく、当時の人びとの姿が如実に迫ってきます。初めての方にも分かりやすく。ぜひ!(講師・記)
3/9 吉志火麻呂の事件
3/23 悪報説話にみる人びとの苦しみ(講師・記)
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講座名 | 古典文学案内 ~日本霊異記 |
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講師名 | 大脇 由紀子(愛知県立大学非常勤講師) |
講座案内 | ![]() 3/9 吉志火麻呂の事件 3/23 悪報説話にみる人びとの苦しみ(講師・記) |
日程 | 2023/3/9, 3/23 |
曜日・時間 | 木曜 13:00~15:00 |
回数 | 2回 |
受講料 (税込) |
会員 5,500円 |
教材費(税込) | 教材代 110円 |
設備費(税込) | 330円 |
講師詳細 |
大脇 由紀子(オオワキ ユキコ) 三重県生まれ。中京大学大学院文学研究科国文学専攻博士課程(後期)満期退学、博士(文学)。美夫君志会常任理事、古事記学会理事。著書に『徹底比較 日本神話とギリシア神話 (学びやぶっく)』(明治書院)『古代朝鮮神話の実像』(新人物往来社)など。 |