樹木の年輪が語る日本史 ~気候変動と人間社会の関係

  • 中塚武講師
  • 中塚 武(名大大学院教授)
講師詳細

平家は驕っていたから滅びたのか。実は、平安末期の日本を襲った数10年周期の気候大変動が、歴史を動かしていた。日本列島の過去数千年間の気候変化を、樹木の年輪を使って1年単位で正確に復元する研究が進んでいる。卑弥呼の時代から動乱の中世や幕末まで、気候変動が歴史の分岐点で人間社会にもたらした危機の数々を、日本人がいかに乗り越えてきたかを考える。

この講座は終了しました
日程
2020/11/28
曜日・時間
土曜 13:00~15:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 3,740円
設備費(税込)
165円

講師詳細

中塚 武(ナカツカ タケシ)
1963年生。京都大学理学部卒業。名古屋大学大学院理学研究科博士課程満了。博士(理学)。名古屋大学水圏科学研究所助手、北海道大学低温科学研究所助教授を経て、名古屋大学環境学研究科教授。専門は同位体地球化学、古気候学。近年は、樹木年輪セルロースの酸素同位体比による高分解能古気候復元の技術を用いて、縄文時代以来の気候変動と人間社会の関係を年単位で解明する「気候適応史」プロジェクトに取り組んできた。近著に『気候変動から読みなおす日本史』(臨川書店・全6巻)など。