【教室受講】玄奘の辿った道 クチャの仏教寺院の遺跡と美術

  • 檜山智美講師
  • スバシ古城_2009年檜山先生撮影
  • クチャの壁画の図版
  • 檜山 智美(京都大学白眉センター 人文科学研究所 特定助教)
講師詳細

7世紀の前半に中国からインドまで求法の旅を行った三蔵法師・玄奘は、道中の西域にて多くの大規模な仏教僧院を目にしました。特に名僧・鳩摩羅什の故郷でもあるクチャ(屈支=亀茲)国の仏教僧院と祭礼に関しては、 玄奘の旅路を記した 『大唐西域記』にも詳細に記録されています。今でも中国新疆ウイグル自治区のクチャ周辺地域には、スバシ僧院址、クムトラ石窟寺院など、玄奘が実際に訪れた諸寺院の遺跡が残されていますが、近年の考古学的発掘と研究の進展によって、玄奘が訪れた頃のクチャの仏教文化の様相が徐々に明らかになってきました。この講座では寺院址の伽藍配置や、出土した彫刻・壁画の内容に関する最新の研究成果を紹介しつつ、シルクロードの東西交流の結節点であるクチャ国でかつて花開いた仏教文化の実像に迫ります。

【人文学への誘い~京都大学人文科学研究所協力講座】
京都大学人文科学研究所は、戦前に設立された東方文化研究所、西洋文化研究所と、旧京都大学人文科学研究所が合併し、1949年に京都大学の附置研究所として設置されました。アジア、ヨーロッパ、日本の文化に関する長い研究伝統を活かし、世界文化に関する総合的研究を行うことを使命とする、国内最大級の人文科学系研究機関です。

この講座は終了しました
日程
2021/6/5
曜日・時間
土曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 2,420円 一般 2,420円
設備費(税込)
110円
持ち物など
持ち物:筆記用具 教材として資料をお配りする場合、実費をいただきます(1枚20円)。
※設備費は、教室維持費です。

その他
窓口でお手続きされる方は、「京都人文研-5」のちらしをご覧ください。

講師詳細

檜山 智美(ヒヤマ サトミ)
仏教美術史の研究者。専門はシルクロードの仏教石窟寺院の壁画。2016年ベルリン自由大学にて博士号(美術史)を取得。2010~2016年にかけてベルリン国立アジア美術館の研究員として勤務、2018年10月より現職。