はじめて読む『古事記』

  • 渡部 亮一(立命館大学非常勤講師)
講師詳細

神々に始まる日本の過去を記した、現存最古の歴史書『古事記』。アマテラスの石屋戸籠り、スサノヲや大国主の出雲神話、天孫降臨から地上世界での活動など、神々の物語は現代のマンガやゲームにまでも大きな影響を与えています。この講座では、古典になじみのない初心者を対象に、『古事記』の主要な内容を順を追って読み解きます。悠久の時を越えて、古代人が描いた世界の姿を楽しみましょう。

第1回 天孫降臨 ホノニニギの降臨と結婚
国譲りの交渉が終わり、地上世界の統治を委ねられたのは、生まれたばかりの天孫ホノニニギ。謎の神サルタビコに導かれて日向の高千穂に降臨し、山の神の姉妹との結婚を持ちかけられますが…。先の天石屋戸神話とのつながり、そして天神御子という中間的存在について、丁寧に読み解いていきます。

第2回 天神御子の系譜 兄弟神の争い、海神の国
物語はコノハナサクヤビメが出産したホデリ(ウミサチビコ)とホヲリ(ヤマサチビコ)兄弟の代へ。ホヲリは浦島太郎のように海の彼方の国で過ごし、その娘と結婚します。山の神や海の神の娘をめとり、その力を得て成長する天神御子。それは日本の統治者、天皇になるための過程でもありました。

第3回 初代天皇の前史 イハレビコ、東へ
ホノニニギの玄孫にあたる四兄弟。イツセとイハレビコの兄弟は、九州を離れて大和国へと旅立ちます(ここから『古事記』中巻)。瀬戸内海沿岸を徐々に進み、ついに大阪に着きますが、大和国にはそう簡単には入れません。かつての航海ルート、現在と大きく異なる大阪周辺など、兄弟がどのように旅したのか確認していきましょう。

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お申し込み
日程
2021/4/3, 5/1, 6/5
曜日・時間
第1週 土曜 13:00~14:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,240円 
設備費(税込)
330円
持ち物など
※設備費は、教室維持費です。

講師詳細

渡部 亮一(ワタナベ リョウイチ)
1970年生。立命館大学文学研究科博士課程修了。日本古代の説話や仏典注釈、万葉集などを専門とする。また花にまつわる文化史を長年にわたり雑誌連載中。古い地誌を手に、国内や台湾の街歩きも続けている。