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【教室受講】秘すれば花--『風姿花伝』とはなにか
- 教室開催
- 天野 文雄(大阪大学名誉教授)
よく知られている「秘すれば花」は、室町時代初期の能の役者・世阿弥の最初の著述、『風姿花伝』の第7編「別紙口伝」にある言葉です。『風姿花伝』は、父観阿弥の教えをもとに、世阿弥自身の体験と知見による、演能の心得、修行のありかた、能という演劇の美を「花」という言葉をもって説いた書で、日本はもとより、世界でも最古に属する演劇論です。その「別紙口伝」には「秘する花」だけでなく、「因果の花」「年々去来の花」といった「花」の諸相が明快に説かれていますが、この講座ではそうした「花の論」をめぐって、『風姿花伝』とはなにかを考えます。
(オンライン講座を併設します。オンライン受講の申し込みはWEBのみ)
- 日程
- 2023/5/29
- 曜日・時間
- 月曜 13:00~14:30
- 回数
- 1回
- 受講料(税込)
- 会員 2,970円 一般 3,520円
- 設備費(税込)
- 110円
- 持ち物など
- 持ち物:筆記用具 教材として資料をお配りする場合、実費をいただきます(1枚20円)。
※設備費は、教室維持費です。
- その他
- 窓口でお手続きされる方は、「歴史・文学・芸術・科学21」のちらしをご覧ください。
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講師詳細
- 天野 文雄(アマノ フミオ)
- 1946年生。京都造形芸術大学舞台芸術研究センター所長。大阪大学名誉教授。専門は能楽研究。著書に『翁猿楽研究』『能に憑かれた権力者』『現代能楽講義』『世阿弥がいた場所』『能苑逍遥(上・中・下)』、共編著に『能を読む』全4巻、『世阿弥を学び、世阿弥に学ぶ』、『禅からみた日本中世の文化と社会』などがある。