生きるユダヤ教

  • 勝又 悦子(同志社大学教授)
講師詳細

ユダヤ教は、キリスト教、イスラームの母胎となり、2000年の離散と苦難の歴史を生きのび、政治、文化、経済他様々な方面に大きな影響力を与えてきました。本講座では、文学、美術、音楽、映画を通して、ユダヤ教・ユダヤ人の生きる姿を探っていきます。とかく、「カタチ」になるもの、即効性のあるもの、生産的なものばかりがもてはやされる今、本当に残っていくものはなにか、ユダヤ人が紡ぎだした伝統と文化という物語を通して考えたいと思います。各回とも、そのテーマにかかわる時代のユダヤ教の歴史、概説も丁寧に行います。
<今期の内容>ユダヤ教神秘主義から現代へ
ゴーレム(人造人間)の源は、閉塞する中世ユダヤ社会が生み出したカバラーの思想でした。映画『屋根の上のヴァイオリン弾き』に近代東欧ユダヤ人の厳しい状況を探ります。そして、その厳しい状況を生き抜いたユダヤ人の一つの行き先となったアメリカでのユダヤ人の活躍を学びます。
第1回 『巨人ゴーレム』とカバラーの世界
第2回 『屋根の上のヴァイオリン弾き』にみるハスディズムの世界
第3回 アメリカのユダヤ人の軌跡:リーヴァイスと『オズの魔法使い』

お申し込み
日程
2021/1/27, 2/24, 3/24
曜日・時間
第4週 水曜 13:00~14:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 8,250円 一般 9,900円
設備費(税込)
330円
持ち物など
教材として資料をお配りする場合は、随時実費をいただきます。
※設備費は、教室維持費です。

講師詳細

勝又 悦子(カツマタ エツコ)
1965年生。東京大学大学院人文社会系研究科基礎文科コース宗教学宗教史学専攻博士課程単位取得退学。エルサレム・ヘブライ大学大学院にてPh.D.(ヘブライ文学)取得。専門は、ユダヤ教の思想、歴史、特にユダヤ教の聖書解釈。困難な歴史を生き延びたユダヤ教の強靭な思考、精神、生きる力を浮き彫りにしたい。論文:「ユダヤ教における自由」『基督教研究』第77巻1号、2015年、1-231頁他。著書(共著):『生きるユダヤ教:カタチにならないものの強さ』(教文館)2016年他。第7回(平成22年度)日本学術振興会賞受賞