京都雑学散歩
  • 教室開催

  • 真下 厚(元立命館大学文学部教授)
講師詳細

京都通にもこれから知りたい方にも楽しんでいただけるウオッチング&ウォーキング講座です。古地図や名所図会などの資料を手にして歩くことによって、見ることによる感動とより深く知る楽しさを体験してください。その地の歴史や文化を知ることで、よく知っているはずの場所もまったく違った新しい景色として見えてくることでしょう。9~12月は、洛西、南山城や洛北を散策します。 
①9月14日 洛西・山ノ内を歩く
 10時  京都市営地下鉄「太秦天神川」駅改札口前 集合
★ 京都市営地下鉄「烏丸御池」駅より、地下鉄東西線(太秦天神川行) 9:42に乗車、「太秦天神川」駅9:50下車。
洛西の山ノ内地区を散策するマニアックなコースです。山ノ内は天神川の東に広がる地域。そのほとり、三条通に沿う地には猿田彦神社が祀られ、かつては辻に立つ道祖神として信仰されていました。山王神社は地域の鎮守社。この地域が古来より延暦寺の所領だったことによると思われます。角坊別院は親鸞聖人入滅の地とされ、江戸時代末期に西本願寺の広如上人によって堂宇が建てられました。最後は天神川の西、太子道に臨んだ蚕ノ社まで足を伸ばします。
 太秦天神川駅―猿田彦神社―山王神社―角坊別院―蚕ノ社

②10月12日 南山城の一休寺を訪ねる
 10時  近鉄「新田辺」駅改札口前 集合
★ 近鉄「京都」駅より、京都線急行(新田辺行) 9:33に乗車、「新田辺」駅9:55下車。
京田辺市の一休寺は室町時代中期、一休禅師によって再興された臨済宗寺院。禅師は81歳という高齢で大徳寺住職となっても、このお寺から京都に通ったと伝えられています。都を離れた静かなたたずまいで、美しい庭園がとても印象的です。背後の山からは近年、古墳時代前期末の大きな前方後円墳がいくつか発見され、京田辺市は史跡公園として整備することを検討しています。薪神社は平安京造営の際に南の基軸とされたという甘南備山への信仰と関わるようであり、甘南備山遙拝の地とされています。また、能楽発祥の地ともされます。
 新田辺駅―天理山古墳群― 一休寺(拝観料500円)―薪神社

③11月9日 高野川畔から比叡山麓へ
 10時  叡山電車「出町柳」駅改札口前 集合
★ 京阪電車「三条」駅より、本線準急(出町柳行) 9:39に乗車、「出町柳」駅9:43着後、徒歩3分の叡山電車「出町柳」駅へ。
紅葉の季節、洛北の地を散策します。鷺森神社はその名の通り、高野川にえさ場を求めたサギたちがねぐらにした森だったのでしょう。室町時代には下鴨神社の糺ノ森やこの地がサギのコロニーになっていたようです。曼殊院門跡、赤山禅院はともに紅葉の名所。静かな雰囲気のなかで初もみじを楽しみましょう。
 修学院駅―鷺森神社御旅所―鷺森神社―曼殊院門跡(拝観料600円)―赤山禅院

④12月14日 特別公開の大徳寺興臨院見学
 10時  京都市営地下鉄「北大路」駅南改札口前 集合
★京都市営地下鉄「京都」駅より、地下鉄烏丸線(国際会館行) 9:40に乗車、「北大路」駅9:53下車。
興臨院は一休禅師が住職を務めた大徳寺の塔頭。室町時代後期、能登国の守護畠山義総によって創建。後に前田利家によって屋根の葺き替えが行われ、興臨院は畠山・前田両家の菩提寺になりました。表門と本堂が国の重要文化財に指定されています。秋の特別公開に合わせて見学します。玄武神社は北方を守る神獣の名を冠する神社。その北には『大鏡』で有名な雲林院があったと思われます。現雲林院はこの名を受け継いだ寺院です。
 地下鉄北大路駅―玄武神社―雲林院―大徳寺興臨院(拝観料600円)

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

お申し込み
日程
2022/9/14, 10/12, 11/9, 12/14
曜日・時間
第2週 水曜 ~
回数
4回
受講料(税込)
会員 13,200円 
設備費(税込)
440円
持ち物など
①9月14日 10時  京都市営地下鉄「太秦天神川」駅改札口前
②10月12日10時  近鉄「新田辺」駅改札口前
③11月9日 10時 叡山電車「出町柳」駅改札口前 集合
④12月14日10時  京都市営地下鉄「北大路」駅改札口前 集合
※設備費は、講座維持管理費です。
その他
窓口でお手続きされる方は、「現地-1」のちらしをご覧ください。
集合時間に遅れられた場合、途中からの合流はむずかしくなりますので、ご了承ください。


講師詳細

真下 厚(マシモ アツシ)
立命館大学文学研究科博士課程修了。博士(文学)。著書に『京都の伝説』(共著、淡交社)、『声の神話』(瑞木書房)、『万葉歌生成論』(三弥井書店)、『歌の起源を探る 歌垣』(共編著、三弥井書店)、『古事記の起源を探る 創世神話』(共編著、三弥井書店)など。