神秘の中世、ゴシック美術の世界
- 門屋 秀一(立命館大学非常勤講師)
西欧中世後半のゴシック美術。12世紀にロマネスク美術が円熟期を迎えていた頃と並行して、12世紀の半ばから13世紀にかけて、北フランスとイギリスに独特な建築が出現しました。その美術はやがて全ヨーロッパへと広がり、15世紀にフィレンツェでルネサンスが始まる頃まで続きました。秩序ある芸術を好んだ16世紀のイタリア人はそれらを指して、まるで野蛮なゲルマン系ゴート族が作ったようだ、として「ゴーティコ」と呼び、日本語では英語「ゴシック」として知られるようになりました。この講座では、ゴシック美術の全体像を、分野別に6回完結で学ぶ予定です。後から見て復習できるカラー教材も配布いたします。どうぞお出まし下さい。
第1回 13世紀西欧のステンドグラス
第2回 ルネサンスの先駆者ジョット
第3回 中世シエナの画家ドゥッチォ
- 日程
- 2021/1/18, 2/15, 3/15
- 曜日・時間
- 第3週 月曜 15:30~17:00
- 回数
- 3回
- 受講料(税込)
- 会員 7,920円 一般 8,910円
- 設備費(税込)
- 330円
- 持ち物など
- ※初回に教室内にて教材費を徴収します。(3回分・カラー版450円)
※設備費は、教室維持費です。
こんな講座も
講師詳細
- 門屋 秀一(カドヤ シュウイチ)
- 京都大学文学部卒業。京都大学博士(人間・環境学)。京都大学総合人間学部で日本学術振興会特別研究員PDとして研究に従事、ドイツ連邦共和国ベルリン・フンボルト大学に研究渡航。美学研究所設立。著書に『美術で綴るキリスト教と仏教』など。