はじめて読む『古事記』

  • 渡部 亮一(立命館大学非常勤講師)
講師詳細

神々に始まる日本の過去を記した、現存最古の歴史書『古事記』。アマテラスの石屋戸籠り、スサノヲの八岐大蛇退治、大国主の死と再生、国譲りなど神々の物語は、現代のマンガやゲームにまでも大きな影響を与えています。この講座では、古典になじみのない初心者を対象に、『古事記』の主要な内容を順を追って読み解きます。悠久の時を越えて、古代人が描いた世界の姿を楽しみましょう。(7月~9月に開講された講座の続きになっていますが、新規受講者向けの復習もありますので、ふるってご参加ください)

第1回 アマテラス対スサノヲ(及びここまでの復習)
イザナキから生まれた姉弟神。弟は暴れ、姉は岩戸に籠ってしまう場面は、後には神楽などさまざまな形で演じられました。一方で高天原で起こった騒動は、『古事記』が書かれた現在(八世紀)にとって、起源を語る重要な神話でもあったのです。

第2回 出雲神話(1) ヤマタノヲロチとスサノヲ
高天原を追放されたスサノヲは、地上世界で暴れる大蛇を退治します。生贄の美女を救う、ギリシャ神話などにも似たエピソードですが、物語でスサノヲが果たした役割も考えてみましょう。

第3回 出雲神話(2) 大国主の成長神話
スサノヲの子孫のオホアナムヂは、殺されたり異世界転移したり、幾多の試練を乗り越え地上の主になります。それは本気の「成人式」。大人になるのに、なぜ試練が必要なのでしょうか。

第4回 出雲神話(3) 三度目で成功する国譲り
大国主の国は、アマテラスの子孫に明け渡されますが、交渉は二度も失敗します。乗っ取りを企てるアメワカヒコ、力で脅し取るタケミマヅチ、バラエティ豊かな交渉の様子を読み解きましょう。

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この講座は終了しました
日程
2020/12/5, 1/9, 2/6, 3/6
曜日・時間
第1週 土曜 13:00~14:30
回数
4回
受講料(税込)
会員 12,320円 
設備費(税込)
440円
持ち物など
※設備費は、教室維持費です。

講師詳細

渡部 亮一(ワタナベ リョウイチ)
1970年生。立命館大学文学研究科博士課程修了。日本古代の説話や仏典注釈、万葉集などを専門とする。また花にまつわる文化史を長年にわたり雑誌連載中。古い地誌を手に、国内や台湾の街歩きも続けている。