ブラックホール初撮影の衝撃 画像の見方と今後の展望

  • 花山天文台本館外観
  • 嶺重 慎(京都大学大学院理学研究科教授)
  • 柴田 一成(京都大学大学院理学研究科教授)
講師詳細

<天文講話 宇宙の散歩道~京都大学大学院理学研究科附属天文台協力講座>
宇宙は古代から人々の好奇心と畏怖の念をかき立ててきました。長い歴史と伝統を持つ京都の地では、千年以上前から人々が超新星爆発やオーロラなどの天変に目を向けてきました。明月記などに記されているそれらの天変の記録は、千年紀を超えた今も天文学の研究に活用されています。本講座では最先端の宇宙研究の成果を分かりやすく紹介します。受講料の一部は、「一般財団法人花山宇宙文化財団」の天文学の教育普及活動資金として活用いたします。

【講座内容】
2019年4月、ついに人類が初めて得たブラックホールの画像が全世界に発信されました。 M87と呼ばれる巨大楕円銀河の中心にある、太陽の60億倍もの質量をもつ巨大ブラックホールの画像であり、地球上のミリ波電波望遠鏡をいくつもつなげた"Event Horizon Telescope" (「事象の地平面望遠鏡」)による成果です。本講義では、ノーベル賞級とも言われるこの成果のどこがそんなに凄いのか、それは何を意味するのか、日本の貢献は何か、この次のステップは何かなど、 ブラックホール撮像に関わる研究動向について、基礎知識の無い方にもできる限りわかりやすく解説します。

お申し込み
日程
2019/12/21
曜日・時間
土曜 15:30~17:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 2,970円 一般 3,520円
持ち物など
持ち物・・・筆記用具
その他
・教材として資料をお配りする場合は、随時実費をいただきます。
・窓口でお手続きされる方は、「天文講話3」のちらしをご覧ください。

講師詳細

嶺重 慎(ミネシゲ シン)
1957年生まれ。1986年東京大学大学院理学系研究科(天文学)博士課程修了。理学博士。マックスプランク天体物理学研究所研究員・ケンブリッジ大学天文学研究所研究員・京都大学基礎物理学研究所教授などを経て2001年から現職。ブラックホール天文学研究に加えて、近年は一般書執筆や一般講演など天文普及活動にも力を入れる。
柴田 一成(シバタ カズナリ)
1954年生。京都大学理学博士。専門は太陽宇宙プラズマ物理学。著書に『太陽の科学』(2010年NHK出版)など。