考古学からみた古代の争乱 古代国家成立の謎をとく
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  • 半肉彫鏡
  • 西川 寿勝(元大阪府立狭山池博物館学芸員)
講師詳細

考古学は、主に発掘成果の遺構・遺物を分析することによって歴史復元する学問です。
今回は、『古事記』『日本書紀』に書かれた多くの争乱を取り上げます。史実性について疑問がある一方で、発掘成果から武器・武具・防御施設などの研究が進み、古代の戦争の実態が次々と明らかにされています。
古代日本にどうしてお城はないのか? 古代の天皇は戦争において陣頭指揮をしたのか? など古代史の素朴な疑問に挑戦します。
写真や図面を多用し、古代史や考古学に初めての方にもわかりやすく解説します。各回それぞれ独立した内容です。

①10月27日(木)「総論 考古学からみた古代の戦闘と武器」
古代史最大の争乱といえば史学的には壬申の乱ですが、考古学的にはまったく痕跡が見つかりません。対して、考古学的に最大の争乱といえば、倭国大乱ですが、倭人伝の研究では争乱ではなく、後継ぎ争いという意見もあります。古墳発見の武器・武具などから常備軍論争などを紹介します。

②11月24日(木)「倭国大乱」
『魏志』倭人伝は倭国乱ののち女王卑弥呼が共立され、連合王権が始まったとします。卑弥呼の時代は弥生時代なのか、古墳時代なのか、東アジア情勢や当時の気候変動の研究などから邪馬台国時代の争乱を検討します。

③12月22日(木)「ヤマトタケル伝承」
近年、宮城県と岩手県の境で古墳時代前期後半(4世紀後半)の近畿文化を伝える焼き打ちされた砦あとが発見されました。ヤマトタケル蝦夷征伐伝承を彷彿とさせる成果です。大和王権はなぜ蝦夷地に進出したのか? 近畿・東海・関東の土器と北陸の玉の流通から、弥生・古墳人のモノと交流を検討します。

<2023年1月期予定>
④1月26日(木) 「磐井の乱と武蔵国造の乱」
⑤2月23日(木) 「蘇我・物部戦争」
③3月23日(木) 「壬申の乱」


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申し訳ありませんが、この講座は満席です。キャンセル待ちをご希望の場合は、恐れ入りますが、当教室にお電話にてご連絡ください。

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日程
2022/10/27, 11/24, 12/22
曜日・時間
第4週 木曜 13:30~15:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,570円 
設備費(税込)
330円
持ち物など
持ち物:筆記用具 教材として資料をお配りする場合は、随時実費をいただきます。
※設備費は、教室維持費です。
その他
窓口でお手続きされる方は、「歴史・文学・芸術・科学―25」のちらしをご覧ください。

講師詳細

西川 寿勝(ニシカワ トシカツ)
1965年生。奈良大学文学部文化財学科卒。奈良国立文化財研究所研究補佐員など。著書として『三角縁神獣鏡と卑弥呼の鏡』(学生社)、『倭王の軍団』(新泉社・共著)、『邪馬台(ヤマト)国』(雄山閣・共著)、『日本古代史の論争51』(新人物往来社・共著)など。