ユダヤ文学の旅 ——「書物の民」の「書物」を読む【教室受講】
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  • 勝又 悦子(同志社大学教授)
講師詳細

2000年にわたり、国を持たず離散状態にあったユダヤ人の拠り所は、ヘブライ語聖書から生み出された膨大な伝承、解釈、議論を収集した「書物」でした。それゆえ、ユダヤ人はしばしば「書物の民」と呼ばれます。本講座では、「書物の民」が生み出した様々な「書物」を実際に読み、その文字の間、行間を、時空を超えて旅しながら、何が彼らをつなぎとめ、生き延びることへと向ける原動力となったかをじっくりと探ります。それは、また「言葉」の力を感じ取る旅になるでしょう。ヘブライ語聖書を中心に、日本ではなかなか読むことのできないタルムード、ユダヤ教聖書解釈(ミドラシュ)、ユダヤ教神秘主義(カバラー)文学他、古今東西のユダヤ文学を扱います。毎回、講読するテキストは日本語で用意いたします。

第1回 長老ヒレルの物語
イエスと同じ時代を生きたとされる長老ヒレル。貧しさの中、苦学して名を成したヒレルの寛容の心を読み解きます。
第2回 ラビ・アキバの物語
羊飼いから身を起こしたラビ・アキバは磔刑に処せられ殉教します。死に直面しながらも、飄々とした生き様に心打たれます。
第3回 『アヴォート』を読む
ユダヤ教文献の中でも箴言集的な位置づけの『アヴォート』(父祖の章)。淡々とした表現の中に味わい深い言葉が光ります。

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

この講座は終了しました
日程
2021/7/28, 8/25, 9/22
曜日・時間
第4週 水曜 13:00~14:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,240円 
設備費(税込)
330円
持ち物など
教材として資料をお配りする場合は、随時実費をいただきます。
※設備費は、教室維持費です。
その他
各回オンライン講座を併設します。

講師詳細

勝又 悦子(カツマタ エツコ)
1965年生。東京大学大学院人文社会系研究科基礎文科コース宗教学宗教史学専攻博士課程単位取得退学。エルサレム・ヘブライ大学大学院にてPh.D.(ヘブライ文学)取得。専門は、ユダヤ教の思想、歴史、特にユダヤ教の聖書解釈。困難な歴史を生き延びたユダヤ教の強靭な思考、精神、生きる力を浮き彫りにしたい。論文:「ユダヤ教における自由」『基督教研究』第77巻1号、2015年、1-231頁他。著書(共著):『生きるユダヤ教:カタチにならないものの強さ』(教文館)2016年他。第7回(平成22年度)日本学術振興会賞受賞