はじめて読む『古事記』
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  • 渡部 亮一(立命館大学非常勤講師)
講師詳細

神々に始まる日本の過去を記した、現存最古の歴史書『古事記』。アマテラスの石屋戸籠り、スサノヲや大国主の出雲神話、天孫降臨から地上世界での活動など、神々の物語は現代のマンガやゲームにまでも大きな影響を与えています。この講座では、古典になじみのない初心者を対象に、『古事記』の主要な内容を順を追って読み解きます。悠久の時を越えて、古代人が描いた世界の姿を楽しみましょう。

10/2 ヤマトタケルの誕生神話
悲劇のヒーロー、ヤマトタケル。少年でありながら兄を殺すその力は、天皇の秩序と相容れないまま、その支配領域を拡大していきます。今回は西国編。少年ヲグナが敵に名を与えられる展開は、スサノヲが大国主という名を与えた出雲神話と似ています。それは異界での厳しい試練をクリアした、文字通りの成人式でもあったのです。

11/6 ヤマトタケルの死
ヤマトタケルは東国へ。弟橘比売命の死など多くの試練の果てに、関東を制圧したものの、大和にたどりつくことなく生涯を終えました。そして葬送の場から白い鳥になって飛び立ったヤマトタケルは、河内国に留まった後、どこかへ去ってしまいます。『古事記』を代表するエピソードを、『日本書紀』との違いに気をつけながら読み解きましょう。

12/4 神に祟られた天皇
ヤマトタケルの子の仲哀天皇は、西の国を攻めよという神託を疑い、その祟りにあって急死。后の息長帯比売(神功皇后)が神をなだめ、次の天皇を身ごもった状態で朝鮮半島に攻め込みます。祇園祭の山鉾でも有名なエピソードですが、注目すべきは神託のあり方。どうやって神を出現させ対話するのか、その具体的な描写を確認しましょう。

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お申し込み
日程
2021/10/2, 11/6, 12/4
曜日・時間
第1週 土曜 13:00~14:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,240円 
設備費(税込)
330円
持ち物など
※設備費は、教室維持費です。

講師詳細

渡部 亮一(ワタナベ リョウイチ)
1970年生。立命館大学文学研究科博士課程修了。日本古代の説話や仏典注釈、万葉集などを専門とする。また花にまつわる文化史を長年にわたり雑誌連載中。古い地誌を手に、国内や台湾の街歩きも続けている。