【教室受講】活断層を知る
地層から読み取る大地震
- 教室開催
- 寒川 旭(産業技術総合研究所名誉リサーチャー)
豊臣秀吉は活断層から発生した大地震に2回も遭遇しました。最初は1586年の天正地震で、中部地域の養老・桑名・四日市断層帯と阿寺断層帯と庄川断層帯が活動しました。次は、1596年の慶長伏見地震で、有馬-高槻断層帯と六甲・淡路島断層帯が活動しました。慶長伏見地震の3日余り前にも、四国の中央構造線断層帯と別府湾海底の活断層から大地震が起きており、断層活動が特に活発な時期でした。その後も、1611年の会津地震、1683年の日光地震など東北・関東地域の活断層が次々に活動しています。地震学に考古学的視点や研究手法を加えて解明する「地震考古学」からのアプローチで、その第一人者である講師が、活断層調査、各地の文献資料、遺跡で発見された地震痕跡をもとに、これらの地震や活断層について解説し、今世紀の地震活動を考えます。
(オンライン講座を併設します。オンライン受講の受付はWEBのみ)
注意事項
教室受講を承ります。教室受講をお申込みの皆様にはアーカイブ動画の配信はありません。予めご了承ください。
- 日程
- 2022/10/15
- 曜日・時間
- 土曜 13:30~15:00
- 回数
- 1回
- 受講料(税込)
- 会員 3,190円 一般 3,190円
- 設備費(税込)
- 110円
- 持ち物など
- 持ち物:筆記用具 教材として資料をお配りする場合、実費をいただきます(1枚20円)。
※設備費は、教室維持費です。
- その他
- 窓口でお手続きされる方は、「歴史・文学・芸術・科学―26」のちらしをご覧ください。
オンライン講座を併設します。
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講師詳細
- 寒川 旭(サンガワ アキラ)
- 1947年生。東北大学理学部地学科卒業。東北大学大学院博士課程地学専攻修了(理学博士)。通商産業省工業技術院地質調査所入所、産業技術総合研究所主任研究員を経て、現職。主な著書に、「地震考古学」「地震の日本史増補版」(中公新書)、「秀吉を襲った大地震」「日本人はどんな大地震を経験してきたのか」(平凡社新書)、「歴史から探る21世紀の巨大地震」(朝日新書)。