【教室受講】『論語』――対話が織りなす世界
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  • 福谷 彬(京都大学人間環境学研究科准教授)
講師詳細

東アジアを代表する古典『論語』は、二千年以上もの間、中国をはじめ、朝鮮や日本の多くの人々に広く読まれてきました。『論語』の忘れられがちな側面の一つは、孔子による一方的な格言録ではなく、弟子たちとの対話の記録であるということです。孔子は弟子の個性や資質に応じて言葉を選んで教育しました。時には、相手によって真逆の言葉をかけることもありました。また、多くの孔子の重要な教えは、弟子の質問から引き出されたものであり、また孔子自身が弟子の言葉に感銘を受けたことを口にすることもありました。このように、『論語』における孔子の教えには、孔子が教える対象、あるいは孔子の教えを引き出す主体としての弟子の存在が、実は大きな役割を果たしているのです。師匠の孔子と弟子たちの語らいが、総体として「論語の思想」を形成しています。この講座では、『論語』の思想についてわかりやすく解説しながら、孔子と弟子が行った「対話」という行為に着目して、人が生きていく中で他者と語らうことの大切さについて考えます。
(オンライン講座を併設します。オンラインはWEBのみ受付)

この講座は終了しました
日程
2022/11/19
曜日・時間
土曜 13:30~15:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 2,970円 一般 3,520円
設備費(税込)
110円
持ち物など
持ち物:筆記用具 教材として資料をお配りする場合、実費をいただきます(1枚20円)。
※設備費は、教室維持費です。

その他
窓口でお手続きされる方は、「歴史・文学・芸術・科学 27」のちらしをご覧ください。

講師詳細

福谷 彬(フクタニ アキラ)
1987年東京都生まれ。京都大学博士(文学)。北京大学高級進修生、日本学術振興会特別研究員、京都大学人文科学研究所附属東アジア人文情報学研究センター助教を経て、現在は京都大学人間環境学研究科准教授。主著に『南宋道学の展開』(2019年、京都大学学術出版会)。