『平家物語』(延慶本)を読む

  • 福田 晃(立命館大学名誉教授)
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『平家物語』は、平家一門の「亡び」を語る文学であるが、同時にそれは、源氏政権の「誕生」を叙する物語でもある。その交錯のなかに、『平家物語』の独自な文学性があると言える。その前者の「亡び」に傾斜して語るのが、「語り本」である。後者の「誕生」に重心をおいて叙するのが、「読み本」である。一般的に『平家物語』としては、琵琶法師の語るテキスト「語り本」が読まれるが、成立としては「読み本」が先行する。本講座においては、あえて「読み本」(延慶本)をとりあげ、「語り本」(覚一本)と対照しながら、読み進めてゆく。今期は巻一・十六「平家殿下ニ恥ヲ見セ奉ル事」より読む。

<各回のテーマ>
第1回 巻一、十六「平家殿下ニ恥ヲ見セ奉ル事」(1)(2)
第2回        同        (3)、十七「蔵人大夫高範出家之事」
第3回 巻一、十八「成親卿八幡加茂ニ僧籠事」、十九「主上御元服之事」
第4回 巻一、廿「重盛宗盛左右ニ並給事」、廿一「徳大寺殿厳島へ詣給事」
第5回 巻一、廿二「成親卿人々語テ鹿谷ニ寄合事」

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受付一時中止

注意事項

5ヵ月コースの講座です。

日程
2019/11/14, 12/12, 1/9, 2/13, 9/10
曜日・時間
第2週 木曜 13:00~15:00
回数
5回
受講料(税込)
会員 13,200円 
持ち物など
テキストとして、『平家物語(一)』 (梶原正昭・山下宏明 校注 岩波文庫:1,111円)を使用します。各自書店でお求めの上、当日ご持参くださいませ。
★各回の資料は随時実費をいただきます。
その他
窓口でお手続きされる方は、「歴史・文学・芸術・科学★32」のちらしをご覧ください。

講師詳細

福田 晃(フクダ アキラ)
1932年生。國學院大學大学院修了。文学博士。著書「軍記物語と民間伝承」「中世語り物文芸―その系譜と展開―」「放鷹文化と社寺縁起―白鳥・鷹・鍛治」「京の伝承を歩く」など。