考古学とはどういう学問か 古代国家成立の謎をとく
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  • 西川 寿勝(元大阪府教育庁文化財保護課)
講師詳細

考古学は主に発掘成果の遺構・遺物を分析することによって歴史復元する学問です。歴史復元の手法は多様ですが極めて明快で、層位学・型式学・分布論などの方法論に準拠します。今回は各種方法論を解説しながら日本考古学の成果や問題点を紹介します。旧石器ねつ造事件は何だったのか? 高松塚古墳の壁画のカビはどうなったのか? 注目の事件も振り返ります。

①7月9日(土) 「分布論などのデータ解析」
蓄積された考古学資料について、地図上でのひろがりを検討するのが分布論です。三角縁神獣鏡・前方後円墳・特殊器台形埴輪などを取り上げ、分布論から王権の版図拡大などの研究諸例を紹介します。ヤマトとキビのつながりは? 資料増加により想定外の結末も・・・。

②7月30日(土) 「ネオアーケオロジ―(アメリカ考古学)」
日本考古学の方法論の大半がヨーロッパから取り入れられたことに対し、広大なアメリカ大陸の考古学では新たな方法論がいくつも生み出され、ネオアーケオロジーと呼ばれています。アメリカ考古学の手法は、ソビエト崩壊の研究やコンビニやガソリンスタンドの店舗展開など、現代ビジネスにも応用されています。

③9月10日(土) 「考古学にかかわる関連諸科学」
考古学研究を補助する科学的手法が数多くあります。火山灰分析や放射性炭素分析法などの暦年代測定、年輪年代法や花粉分析などの古環境復元、鉛同位体比や胎土分析などの産地同定、その実例を紹介します。近年注目の地震考古学・水中考古学・宇宙考古学・透過撮影などの新たな研究法も解説します。

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中途受講はできません

お申し込み
日程
2022/7/9, 7/30, 9/10
曜日・時間
土曜 10:30~12:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,570円 
設備費(税込)
330円
持ち物など
受講料には、資料代を含んでいます。
※設備費は、教室維持費です。
※日程にご注意ください。

講師詳細

西川 寿勝(ニシカワ トシカツ)
1965年生。奈良大学文学部文化財学科卒。奈良国立文化財研究所研究補佐員など。著書として『三角縁神獣鏡と卑弥呼の鏡』(学生社)、『倭王の軍団』(新泉社・共著)、『邪馬台(ヤマト)国』(雄山閣・共著)、『日本古代史の論争51』(新人物往来社・共著)など。