天皇陵の近代と世界遺産 仁徳天皇陵・応神天皇陵・継体天皇陵への疑問

  • 高木 博志(京都大学人文科学研究所教授)
講師詳細

【人文学への誘い~京都大学人文科学研究所協力講座】
京都大学人文科学研究所は、戦前に設立された東方文化研究所、西洋文化研究所と、旧京都大学人文科学研究所が合併し、1949年に京都大学の附置研究所として設置されました。アジア、ヨーロッパ、日本の文化に関する長い研究伝統を活かし、世界文化に関する総合的研究を行うことを使命とする、国内最大級の人文科学系研究機関です。

【講座内容】
2019年7月、倭の五王の墓であろう大山古墳(堺市)や誉田御廟山古墳(羽曳野市)が、それぞれ「仁徳天皇陵古墳」「応神天皇陵古墳」という呼称で世界遺産に登録されました。「仁徳天皇」や「応神天皇」が、実際に埋葬されているのか?古事記・日本書紀に記載された天皇系譜を史料批判することなしに、明治維新期に天皇陵が決定されたゆえの疑問です。また六世紀前半に死去した継体大王の真の墓は、宮内庁が管理する太田茶臼山古墳(現・継体天皇陵、茨木市)ではなく今城塚古墳(高槻市)だというのが、学界の常識です。明治維新以来、どのように天皇陵が決定され、世界遺産登録となったか、その歴史と問題点を考えます。

お申し込み
日程
2020/9/5
曜日・時間
土曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 2,420円 一般 2,420円
設備費(税込)
110円
持ち物など
筆記用具
※設備費は、教室維持費です。
その他
・教材として資料をお配りする場合は、随時実費をいただきます。
・窓口でお手続きされる方は、「人文学1」のちらしをご覧ください。

講師詳細

高木 博志(タカギ ヒロシ)
1988年立命館大学文学研究科博士課程後期修了、1991年北海道大学文学部助教授、1998年京都大学人文科学研究所助教授、2012年同教授。主な著書に、『近代天皇制の文化史的研究―天皇就任儀礼・年中行事・文化財』『近代天皇制と古都』『陵墓と文化財の近代』『博物館と文化財の危機(共編)』など。