はじめて読む『古事記』
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  • 渡部 亮一(立命館大学非常勤講師)
講師詳細

神々に始まる日本の過去を記した、現存最古の歴史書『古事記』。アマテラスの石屋戸籠り、スサノヲや大国主の出雲神話、天孫降臨から地上世界での活動など、神々の物語は現代のマンガやゲームにまでも大きな影響を与えています。この講座では、古典になじみのない初心者を対象に、『古事記』の主要な内容を順を追って読み解きます。悠久の時を越えて、古代人が描いた世界の姿を楽しみましょう。

1/22 息長帯比売(おきながたらしひめ)の転戦
夫の仲哀天皇が神の怒りにあい死んでしまい、身重の状況で残された息長帯比売(神功皇后)。九州で太子を出産したものの、帰路に待ち構えていたのは太子の異母兄たち。計略戦の末に勝利した息長帯比売は、敦賀で太子のミソギをさせ、ようやく太子を皇位につけました。当時の交通路など、地理に関心のある方にも興味深い内容です。

2/5 応神天皇と東アジア
『古事記』中巻の最後となる品陀和気命(応神天皇)。生まれる前から朝鮮出兵を成功させ、鳴物入りで即位した王は、系譜上は現在の天皇の祖にあたります。また中国『宋書』にみえる「倭の五王」の讃にあてられることもある王。他国の登場しない『古事記』で、朝鮮との関係がさまざまに記される珍しい箇所です。

3/5 三人の子は争い、王宮は大阪へ
応神天皇の死後、三人の子は次の皇位を巡って争います。次男の大山守命は武力で争い、宇治川の戦いで敗北。勝利した弟の宇遅能(うぢの)和紀郎子と、大阪が本拠地の大雀命は譲り合い、弟の死によって兄が次の天皇(仁徳天皇)に。末尾には、新羅の王子天之日矛のエピソードが記され、最後までバラエティに富んだ内容です。

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注意事項

★1月は第4土曜です。ご注意ください。

日程
2022/1/22, 2/5, 3/5
曜日・時間
第1週 土曜 13:00~14:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,240円 
設備費(税込)
330円
持ち物など
※設備費は、教室維持費です。

講師詳細

渡部 亮一(ワタナベ リョウイチ)
1970年生。立命館大学文学研究科博士課程修了。日本古代の説話や仏典注釈、万葉集などを専門とする。また花にまつわる文化史を長年にわたり雑誌連載中。古い地誌を手に、国内や台湾の街歩きも続けている。