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【オンライン講座】土偶から読み解く縄文時代の信仰世界
- オンライン講座
- 磯前 順一(国際日本文化研究センター教授)
現在、土偶がブームである。今からはるか一万年前。縄文時代と呼ばれる人々の暮らしはいかなるものであったのだろう。人類が火を用い、土器を焼く。死んだ人間を悼み、埋葬をする。豊穣を願って、神に祈りをささげる。
それは私たち現代人の生活の土台を築くと同時に、いまだ稲作農耕を行わない点では、決定的に現代社会とは異なる。自分で食料を生産し管理することのできる自給自足と、自然の営みに全面的な依存しなければならない狩猟採集では、人間が自然の営みに埋没しているのか、そこからある程度は自立しているのかという点で、人間と自然の関係は決定的に異なる。今回、講義で扱う土偶はこうした狩猟採集経済である縄文社会の精神構造をもっとも色濃く反映するものである。
しかし、土偶が作られ始める縄文早期と、それが本格的に発展した姿を示す縄文中期以降では、その形にも大きな相違点を有する。さらに地域によっては、土偶を作らない地域もあり、その有無も含めて、土偶祭祀の在り方はその時期や地域によって多様な在り方を示している。本講義では、まず土偶の祭祀が、多様な時期と地域を通してどのように展開してきたのかを、実際の遺物の在り方に即して明らかにしていきたいと思う。(講師記)
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- 日程
- 2023/8/28
- 曜日・時間
- 月曜 13:30~15:00
- 回数
- 1回
- 受講料(税込)
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講師詳細
- 磯前 順一(イソマエ ジュンイチ)
- 宗教学・歴史研究専攻。東京大学助手、日本女子大学助教授などを経て、現職。チュービンゲン大学、ハーバード大学、ボッフム大学、チューリヒ大学などの客員研究員も歴任。