川端康成の書簡から探る日本の文壇模様 ~連載6日前の弱音

  • 石川 肇(国際日本文化研究センター助教)
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ノーベル文学賞受賞者の川端康成が、友人の作家舟橋聖一に、「筋も人物も場所も定まらずどうなる事かと不安です」などと書いた手紙が見つかりました。それは代表作の一つ「古都」の新聞連載6日前に出されたもので、川端自身、連載前の告知記事に「準備もゆきとどいていません」と言葉を寄せていましたが、この手紙によって、本当に直前まで内容が決まっていなかったことがわかったことになります。川端が舟橋へ送った手紙は全部で12通ありましたが、それら川端の直筆を実際に見ながら(川端の描く文字は書の手本になるほど価値のあるものです)、彼が関わってきた文学や映画について広くお話しするとともに、日本文壇の裏事情を探っていきます。

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日程
2019/7/13
曜日・時間
土曜 13:30~15:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,024円 一般 3,240円
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講師詳細

石川 肇(イシカワ ハジメ)
中国の大学で教鞭を執り、現在は国際日本文化研究センタ-に勤務。東アジア近代における大衆文化・文学を対象として研究を進めている。「舟橋聖一の愛馬命名と女たち」で第11回Gallopエッセー大賞受賞。