「声」元編集長が見た新聞投稿の底力 一人の思いが社会を変える

  • 塩谷 祐一(編集センター長兼ゼネラルマネジャー補佐(元大阪本社声編集長))
講師詳細

インターネットなら誰でも気軽に、思ったその時に匿名で意見が述べられる現代において、頑なに実名掲載にこだわる朝日新聞の読者投稿欄。思いを的確に伝える言葉を探し、文章を組み立てていく作業には時間と労力がかかりますが、その行間から伝わる人柄や思いの強さ、または思考の深さには、時に人を動かし、社会を変える力が宿っているのです。
朝日新聞の読者投稿欄は他紙に比べて投稿数が群を抜いて多く、昨年は6万4千通を超す投稿がありました。現在は「声」欄として親しまれるこのコーナーの歴史は約百年に及び、過去には志賀直哉や谷崎潤一郎、三島由紀夫ら文豪、著名な政治家、美術家、芸能人らからの投稿も見られます。
講座では、一通の投稿がその後の社会を変えた事例を紹介。一人の高校生からの悲痛な投稿が出発点となった「あしなが運動」の広がりや、社会に向かって投げかけられた一つの疑問が大きなうねりを生んだ「第五福竜丸」の保存・展示などを、大阪本社「声」欄の元編集長が掘り起こした新聞記事などの資料でたどります。
モノ申す読者が多い朝日新聞ならではの投稿欄を通して、時代の空気を感じてください。

この講座は終了しました
日程
2020/10/12
曜日・時間
月曜 10:30~12:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 1,650円 一般 1,650円
設備費(税込)
110円
持ち物など
※設備費は、教室維持費です。
その他
・窓口でお手続きされる方は「公開5」のちらしをご覧ください。

講師詳細

塩谷 祐一(シオヤ ユウイチ)
1964年生。89年に朝日新聞入社。大津、阪神(兵庫県西宮市)、秋田、前橋支局で取材。声編集長を経て2019年から編集センター長。編集センターは紙面のレイアウトや見出しを担っている。