九州国立博物館特別展「よみがえる正倉院宝物」 鑑賞の手引き
- 玉置 さよ子(福岡教育大学名誉教授 奈良まほろばソムリエ)
九州国立博物館で、正倉院宝物の「再現模造」の成果が一堂に会する展覧会が予定されています。「再現模造」とは、時を経た宝物を、現代の職人の手で改めて製作して、当初の色彩や輝きをよみがえらせる試みです。科学技術の進んだ現代なら、昔の品物をそっくりに作ることも難しくないように思われますが、そうではありません。
この講座では、今回出品されるおもな再現模造品について、どんな困難をどのように克服したかを紹介して、現代と天平時代の職人技の響き合いを味わいます。(講師・記)
【展覧会のご案内】
◆「御大典記念 特別展 よみがえる正倉院宝物 ─再現模造にみる天平の技─」
4月20日(火) ~ 6月13日(日)九州国立博物館(太宰府市)にて
〔申込みについて〕
※受講手続きは事前にお済ませ下さい。当日入金は、受講料に550円(税込)を加えた金額で承ります。
- 日程
- 2021/4/15
- 曜日・時間
- 第3 木曜 13:30~15:30
- 回数
- 1回
- 受講料(税込)
- 会員 2,750円 一般 3,520円
- 設備費(税込)
- 110円
- 持ち物など
- 【持ち物など】 筆記用具
※設備費は、教室維持費です。
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講師詳細
- 玉置 さよ子(タマキ サヨコ)
- 奈良女子大学大学院博士課程単位取得退学、博士(文学)。福岡教育大学にて西洋史・世界史教育などを担当。著書に『西ゴート王国の君主と法』(創研出版)、『世界史大系 スペイン史1(共著)』(山川出版社)。