• トライアル可

古今集を読む
  • 教室開催

  • 島田裕子講師
  • 島田 裕子(元梅光学院大学教授)
講師詳細

 「古今和歌集」は日本で最初の勅撰和歌集です。奈良時代末期から選者時代の歌までが集められ、後の王朝和歌のみならず古典文学に多大な影響を与えました。貴族の子女の教養として「必修科目」でもありました。ただ、明治期に正岡子規に、「くだらん歌集」と批判されて以来、低い評価に甘んじて今に至ります。しかし、紀貫之を中心とした選者による「編纂の在り方」は斬新で、時間の推移を軸に和歌が緻密に並べられ、四季の部立の歌はもちろん、恋の歌も始まりから別れまで、時の移ろいと、それに向き合う人たちの心を手繰り寄せる歌が並びます。小野小町や在原業平など伝説の歌人も続々と登場します。(講師・記)

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

お申し込み
日程
2023/4/10, 4/24, 5/8, 5/22, 6/12, 6/26, 6/30
曜日・時間
第2・第4 月曜 13:00~14:30
回数
7回
受講料(税込)
会員 18,095円 
教材費(税込)
教材費 770円
設備費(税込)
1,540円
持ち物など
持参品:筆記用具
    テキストの指定はありません。全歌収録されているものなら文庫本で十分です。


※設備費は、教室維持費です。
その他
受講料は3ヵ月一括前納が原則となっております。
継続受講の方は、当月に入ってからのご入金は窓口でのお支払いをお願いします。

講師詳細

島田 裕子(シマダ ユウコ)
早稲田大学第一文学科卒業、大学院文学研究科日本文学専攻修士課程修了。元梅光学院大学教授。専門は、万葉集等の古代文学。短大・大学で万葉集・古今集や古代日本文学や古典和歌を教える。また現代短歌研究及び短歌創作の授業も担当。研究著書に『古代文学の思想と表現』新典社(共著)、『セミナー万葉の歌人と作品〈第8巻〉』、「セミナー万葉の歌人と作品〈第10巻〉』和泉書院(共著)、『平成新撰百人一首』文藝春秋社(共著)、『柿本人麻呂〈全〉』笠間書院(共著)等。「まひる野」に所属し、故窪田章一郎ついで篠弘(宮中歌会始選者)の両師に短歌の指導を受け、今に到る。現代歌人協会会員。
【所属学会】 和歌文学会、上代文学会他。