古賀市船原古墳の玉虫馬具がつなぐ新羅と斑鳩 オンライン講座

  • 桃﨑 祐輔(福岡大学人文学部歴史学科教授)
講師詳細

 船原古墳では、1号遺物埋納壙出土馬具のうち、「二連三葉文心葉形杏葉」に、玉虫羽が使われていました。新羅慶州では、皇南大塚南墳や金冠塚から玉虫馬具や帯具が出土し、法隆寺の玉虫厨子や四天王像は、日本国産の玉虫工芸です。つまり船原の玉虫馬具は、玉虫工芸の発祥地である新羅慶州と、飛鳥斑鳩の仏教工芸をつなぐ資料です。本講座では、新羅の玉虫工芸や玉虫厨子と比較しながら、船原古墳の玉虫馬具の位置づけを探ります。(講師・記)

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日程
2021/3/14
曜日・時間
第2 日曜 10:30~12:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 3,850円

講師詳細

桃﨑 祐輔(モモサキ ユウスケ)
1967年(昭和42年)3月12日生まれ。福岡大学人文学部教授(考古学)
福岡県福岡市出身 筑波大学大学院歴史・人類学研究科文化人類学専攻を単位取得退学。東京国立博物館事務補佐員、筑波大学助手を経て2004年に福岡大学に着任。2018年に中国社会科学院考古研究所・吉林大学・西北大学で1年間の在外研究に従事。ユーラシア騎馬文化・中近世仏教考古学が専門で「中世とは何か」の解明をめざす。
主な著作に「高句麗太王陵出土瓦・馬具からみた好太王陵説の評価」(『海と考古学』2005)、「七支刀の金象嵌銘技術にみる中国尚方の影響」『文化財と技術 4』2005)、「中世棒状鉄素材に関する基礎的研究」(『七隈史学』第10号)、「九州の屯倉研究入門」(『還暦、還暦?、還暦!』2010)、「九州出土子持勾玉研究入門」(『福岡大学考古学論集2』2013)、桃崎祐輔「騎馬文化の拡散と農耕文明との融合-江上騎馬民族征服王朝説が描く文化融合モデルとその今日的意義-」(『今、騎馬民族説を見直す』2014)「山の神古墳出土馬具の検討―2セットのf字形鏡板付轡・扁円剣菱形杏葉の年代とその意義―」(『山の神古墳の研究』2015)「金属容器」(『モノと技術の古代史 金属編』2017)「英彦山信仰遺跡と遺物からみた英彦山の歴史」(『英彦山の宗教民俗と文化資源』2017)など