北九州の歴史 新発見出土品が語る北九州の原始・古代

  • 宇野 愼敏(行橋市歴史資料館館長)
講師詳細

 北九州は、古来大陸文化の玄関口と言われてきた。これまで稲作を始め、数多くの渡来文化が伝えられ、さらに東へと伝播し、あたかも大陸文化伝播ルートの通過地点とみなされてきた。しかし、近年の発掘調査成果や研究の深化により、単なる通過地点どころではなく、畿内ヤマト王権と朝鮮半島との関係などを探るうえで重要な地域の一つであると言えるし、反対に北九州のことを知ると畿内の状況を知ることができると言っても過言ではない。
 近年の研究成果をもとに、弥生~古墳時代へ、古墳時代前期~中期へ、そして7世紀の激動時代の3つの大きな変革点を中心に分析、検証新たな歴史像を描いてみたい。(講師・記)
※写真は、城野遺跡(北九州市芸術文化振興財団 提供)。

<各回のテーマ>変更することもあります。
1、城野遺跡が語る邪馬台国の時代
2、蒲生寺中古墳が語る神功皇后と朝鮮出兵
3、八王子古墳群が語る風水の律令時代

<今後の予定>
北九州の歴史を古代、中世(10月-12月)、近世(2020年1月-3月)にわたって解説します。北九州の歴史を通して、日本史全体の動きを見ていきます。

10-12月期「歴史の潮流・中世史の転換点を体現する北九州」
◇講師 北九州市立自然史・歴史博物館名誉館員 有川宜博
◇各回のテーマ
1、壇ノ浦合戦へ-源義経の進撃
2、もうひとつの門司海上合戦-南北朝時代
3、毛利氏の九州撤退-麻生隆実の純情
(8/27から告知、受付開始予定)

2020年1-3月期「小倉城主から見る北九州の歴史的役割り」
◇講師 北九州市文化財保護審議会会長 永尾正剛
◇各回のテーマ
1、近世前史-小倉津平城の建設
2、細川小倉藩の成立
3、譜代大名小笠原氏の入国
(11/22から告知、受付開始予定)

この講座は終了しました
日程
2019/7/16, 8/20, 9/17
曜日・時間
第3週 火曜 13:00~14:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 7,776円 一般 8,748円
設備費(税込)
324円
持ち物など
※設備費は、教室維持費です。

講師詳細

宇野 愼敏(ウノ マサトシ)
1976(昭和51)年関西大学文学部史学科卒業、1979(昭和54)年(財)北九州市教育文化事業団(現在の(公財)北九州市芸術文化振興財団)埋蔵文化調査室学芸員を平成31年3月退職。
2003(平成15)年学生社より『九州古墳時代の研究』出版。2004(平成16)年 博士(文学)学位取得。
2014(平成26)年九州前方後円墳研究会代表、2016(平成28)年(特定非営利活動法人)北九州市の文化財を守る会理事、元福岡大学・北九州市立大学非常勤講師。