<9月>新視点 モノから前方後円墳時代を考える 馬具からみた前方後円墳時代
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  • 桃﨑講師
  • 桃﨑 祐輔(福岡大学人文学部歴史学科教授)
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 大阪湾岸の百舌鳥・古市古墳群は日本最大の大仙古墳をはじめ、倭の五王讃・珍・済・興・武の陵墓が含まれていると考えられます。五王陵の比定には、馬具の示す年代が大きな手掛かりとなります。本講座では、『古事記』や『日本書紀』が伝える応神朝の馬の伝来と騎馬民族征服王朝説,畿内最古の馬具や牧との関わり、ヤマト政権との密接な関わりが考えられる九州の前方後円墳の出土馬具について考えます。(講師・記)

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<通しテーマ>
 前方後円墳は3世紀の終わりから7世紀にかけて九州・鹿児島から東北・岩手までおおよそ5000基が築かれている。300年以上にわたって同じような形の墳墓が築かれていることは、この時代のヤマト王権を抜きにしては考えられない。では一体、ヤマト王権とどのような関係をもって前方後円墳は築かれたのであろうか。これを解く鍵は、青銅製の鏡、煌びやかに輝く金銅製の装身具、黒光りする鉄製甲冑などに代表される副葬品にある。これらを所有している前方後円墳はほんのわずかな古墳だけである。こうした副葬品を所有していた被葬者は、どのような豪族であったのか。農工具・横穴式石室・馬具などを通して埋葬された豪族の実態を描くとともに、ヤマト王権との関わり、ヤマト王権の政治構造などを検証する講座である。新たな古墳時代像が描かれるであろう。(宇野愼敏講師・記)



この講座は終了しました
日程
2022/9/3
曜日・時間
土曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 2,970円 一般 3,740円
設備費(税込)
220円
持ち物など
※設備費は、教室維持費です。

講師詳細

桃﨑 祐輔(モモサキ ユウスケ)
1967年(昭和42年)3月12日生まれ。福岡大学人文学部教授(考古学)
福岡県福岡市出身 筑波大学大学院歴史・人類学研究科文化人類学専攻を単位取得退学。東京国立博物館事務補佐員、筑波大学助手を経て2004年に福岡大学に着任。2018年に中国社会科学院考古研究所・吉林大学・西北大学で1年間の在外研究に従事。ユーラシア騎馬文化・中近世仏教考古学が専門で「中世とは何か」の解明をめざす。
主な著作に「高句麗太王陵出土瓦・馬具からみた好太王陵説の評価」(『海と考古学』2005)、「七支刀の金象嵌銘技術にみる中国尚方の影響」『文化財と技術 4』2005)、「中世棒状鉄素材に関する基礎的研究」(『七隈史学』第10号)、「九州の屯倉研究入門」(『還暦、還暦?、還暦!』2010)、「九州出土子持勾玉研究入門」(『福岡大学考古学論集2』2013)、桃崎祐輔「騎馬文化の拡散と農耕文明との融合-江上騎馬民族征服王朝説が描く文化融合モデルとその今日的意義-」(『今、騎馬民族説を見直す』2014)「山の神古墳出土馬具の検討―2セットのf字形鏡板付轡・扁円剣菱形杏葉の年代とその意義―」(『山の神古墳の研究』2015)「金属容器」(『モノと技術の古代史 金属編』2017)「英彦山信仰遺跡と遺物からみた英彦山の歴史」(『英彦山の宗教民俗と文化資源』2017)など